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え? もう? 新シーズン早々に解任された主要監督5人。昨季タイトル獲得、国内2冠をもたらした人物さえも…【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ヤン・ジーヴェルト

ヤン・ジーヴェルト
ハダースフィールド監督就任後、公式戦19試合でわずか1勝しか挙げられなかったヤン・ジーヴェルト【写真:Getty Images】

ヤン・ジーヴェルト(ドイツ)
生年月日:1982年8月23日(37歳)
2019年8月16日 ハダースフィールド監督解任

 過去にU-18ドイツ代表のアシスタントコーチなどを務め、2017/18シーズンにはボルシア・ドルトムントⅡで監督を務めたヤン・ジーヴェルト。その手腕が認められ、2018/19シーズン途中にハダースフィールドの監督へと就任を果たした。

 当時、同クラブはプレミアリーグで最下位に沈むなど苦しんでおり、ジーヴェルト監督はその危機を脱するためにチームの改革を求められた。しかし、状況は好転せず、ハダースフィールドは歴代最速でのチャンピオンシップ(2部)降格の憂き目に遭ってしまった。

 迎えた2019/20シーズン。クラブは一年でのプレミアリーグ復帰へ向けスタートを切ったものの、リーグ開幕節のダービー・カウンティ戦を1-2で落とすと、以降QPR戦(1-1)、フルアム戦(1-2)で勝ち星を奪うことができず、下位に沈んでいた。さらにEFLカップ1回戦ではフットボールリーグ1(3部相当)に所属するリンカーン・シティ相手にも0-1で敗北。クラブはこの状況を重く受け止め、先月16日に就任から1年経たずしてジーヴェルト監督を解任することを発表している。ドイツ人指揮官はハダースフィールド監督就任後、公式戦19試合でわずか1勝(2018/19シーズン、プレミアリーグ第28節ウォルバーハンプトン戦)しか挙げることができなかった。

 なお、ハダースフィールドはいま現在もリーグ戦で苦戦を強いられており、8試合を終えた時点で稼いだ勝ち点はわずか1。チャンピオンシップでも最下位に沈んでいる。

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