62位：精密な右足を持つ若武者
トレント・アレクサンダー＝アーノルドの能力値や昨季リーグ戦結果、市場価値など【写真：Getty Images】
DF：トレント・アレクサンダー＝アーノルド（イングランド代表/リバプール）
生年月日：1998年10月7日（21歳）
昨季リーグ戦成績：29試合1得点12アシスト
市場価格：8000万ユーロ（約96億円）
生まれも育ちもリバプール、そして6歳の頃にリバプールのアカデミーに入団するなど赤色一色の人生を歩んでいるイングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルド。子供の頃はMFでプレーをしながらも、トップチーム昇格以降はクラップ監督によりRSBにコンバートされた。それでも持ち前のキック精度を武器に主力として活躍している。
アーノルドの武器は言うまでもなく、精密なキックにある。パスセンスは申し分なく、中でもクロスの精度を世界最高峰。昨季のアシスト数は12とリバプールの得点源にもなっている。またフリーキック精度も抜群で、直接狙いゴールを決めることも出来る。そのキック精度はリバプールのレジェンド、スティーブン・ジャラードを彷彿とさせてくれる。また、トップチーム昇格後にウィークポイントとなっていた守備面でも改善を見せている。
10代でトップチームビューを果たすと、チャンピオンズリーグ決勝に2度出場、昨年行われたロシアワールドカップにも出場するなど大舞台での経験を早くも積んでいる。また高いキック精度を武器に、将来は元のポジションであるMFで勝負をすることになるかもしれない。これからどのような進化を見せてくれるだろうか。楽しみだ。
61位：影でチームを支える男
ジョルジニオ・ワイナルドゥムの能力値や昨季リーグ戦結果、市場価値など【写真：Getty Images】
MF：ジョルジニオ・ワイナルドゥム（オランダ代表/リバプール）
生年月日：1990年11月11日（28歳）
昨季リーグ戦成績：35試合3得点0アシスト
市場価格：5000万ユーロ（約60億円）
昨シーズンのCL準決勝2ndレグでバルセロナ相手に２ゴールを決めて、奇跡の逆転劇を演出した一人になったのがMFジョルジニオ・ワイナルドゥム。リバプールの闘将からは厚い信頼を得ており、昨季リーグ戦は35試合に出場、今季リーグ戦はこれまで10試合全てに出場している。
ワイナルドゥムはどの項目もバランスの取れた数値となっており、欠点が少ないのが特徴。攻撃面では持ち前のボールキープ力を活かして、奪われることはなく相手のプレッシャーを剥すと、前線にスルーパスを供給する。また、守備面では味方が空けたスペースを埋める役割がありハードワークが求められるが、それを卒なくこなす器用さもある。地味な仕事ではあるがリバプールで重要な役割を担っている選手なのだ。
好調を維持しているリバプールでは、このような選手が影で懸命に仕事をこなしているからこそ大躍進出来ている。彼の今後の活躍に注目だ。
