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浦和レッズ、3度目のアジア制覇ならず。ホームでアル・ヒラルに敗れACL準優勝

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズ
浦和レッズ対アル・ヒラル【写真:Getty Images】

【浦和レッズ 0-2 アル・ヒラル AFCチャンピオンズリーグ決勝2ndレグ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグの浦和レッズ対アル・ヒラル戦が24日に行われ、浦和はホームで0-2の敗戦。アル・ヒラルが2試合合計スコア3-0で優勝を飾った。

 敵地サウジアラビアで行われた1stレグには0-1での敗戦を喫していた浦和。2年ぶり3度目のアジア制覇を成し遂げるためには本拠地埼玉スタジアムでの勝利が絶対条件だった。

 アウェイではシュート数23本対2本という劣勢を強いられた浦和だが、ホームでの前半は一進一退の攻防。前半9分には左サイドの関根貴大からのクロスをGKが弾いたボールがフリーの橋岡大樹の目の前にこぼれたが、バウンドが合わずGKの対応を許した。

 23分にはエース興梠慎三が左サイドを強引に突破し、クロスを長澤和輝が落としたボールに関根がダイレクトで合わせたがDFがブロック。一方のアル・ヒラルも危険な位置からのセバスティアン・ジョビンコのFKなどで浦和ゴールを脅かしたが、両チームともに無得点で前半を折り返した。

 後半立ち上がりにはアル・ヒラルに絶好の先制チャンス。今大会得点ランク首位のバフェティンビ・ゴミスが左サイドからのクロスに滑り込んだが、至近距離からのシュートをGK西川周作がストップし、その後のこぼれ球も守備陣が体を張って弾き返した。

 後半に入ってアル・ヒラルがプレッシャーを強め、防戦一方の展開となってきた浦和は柏木陽介を投入して中盤の立て直しを図る。だが69分にもゴミスにフリーでの胸トラップから決定的なシュートを放たれてしまい、浦和は守護神西川のスーパーセーブに辛うじて救われた。

 なんとか猛攻をしのいでいた浦和だが、反撃に転じることができないまま74分にはついに致命的なアウェイゴールを奪われてしまう。守備陣中央を鮮やかに切り裂いたアル・ヒラルの攻撃から、最後はジョビンコの折り返しにサレム・アルドサリが合わせてネットを揺らした。

 残り15分で3点を奪わなければならないのは浦和にとってあまりにも厳しい要求。時間を使いつつカウンターを狙うアル・ヒラルはアディショナルタイムにもゴミスが試合を締めくくる追加点を押し込み、ACL制覇とクラブワールドカップ出場権獲得を成し遂げた。

【得点者】
74分 0-1 アルドサリ(アル・ヒラル)
90+3分 0-2 ゴミス(アル・ヒラル)

【了】

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