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王者マリノス、仲川輝人とM・ジュニオールが得点王。同一チームから2人は史上初

text by 編集部 photo by Getty Images

仲川輝人、マルコス・ジュニオール
横浜F・マリノスの仲川輝人とマルコス・ジュニオール【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグの最終節となる第34節の全9試合が7日に各地で開催された。全日程を終えた結果、横浜F・マリノスのFW仲川輝人とFWマルコス・ジュニオールの2人が今季のJ1得点王に輝いた。

 最終節の1試合を残した段階での得点王争いは、仲川とM・ジュニオールがともに15点でトップに並ぶ展開。最終節では優勝争いと同時にチーム内での得点王争いにも注目が集まる状況となっていた。

 首位に立つ横浜FMの最終節は優勝を争う2位FC東京との直接対決。FC東京のFWディエゴ・オリヴェイラは得点王争いでも横浜FMの2人を1点差で追っていたが、負傷での欠場を余儀なくされ、この時点で仲川とM・ジュニオールが非常に優位な状況となった。

 横浜FMはティーラトン、エリキ、遠藤渓太の得点により3-0の勝利を収めてリーグ優勝。90分間フル出場を果たした仲川、GK退場により67分でベンチに下がったM・ジュニオールはどちらもゴールは挙げられず、15得点で今季を終えた。

 その他の得点ランキング上位選手では、清水エスパルスのドウグラスが14点目、川崎フロンターレの小林悠とヴィッセル神戸のダビド・ビジャがそれぞれ13点目を挙げたが、いずれも横浜FMの2人には届かなかった。

 横浜FMの選手がJリーグ得点王に輝くのは、リーグ初代得点王となった1993年(当時は横浜マリノス)のラモン・ディアス氏以来26年ぶり。同一チームの選手2人が得点王に輝くのはリーグ史上初となった。

 また、年間15点での得点王はJリーグ史上最もロースコアとなる記録。これまでは2010年の前田遼一(ジュビロ磐田)とジョシュア・ケネディ(名古屋グランパス)が17点で得点王となったのが最少記録だった。

【了】

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