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Jリーグ 4年前

サンフレッチェ広島、着実に進む「世代交代」。6位もおおむね高評価、足りなかったのは…【2019年Jリーグ通信簿】

シリーズ:2019年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images

サンフレッチェ広島の2019シーズン通信簿

サンフレッチェ広島
サンフレッチェ広島の2019シーズンの基本フォーメーション

攻撃力:C
守備力:A
采配:B
人事:B
安定感:C

 リーグ2位タイに少ない失点数「29」を誇った守備陣は大きく評価できる。佐々木を中心にDF野上結貴、ルーキー・荒木が基本の3バックは抜群の安定感を誇った。反対に、攻撃陣の評価は低め。リーグ戦の総得点45は6位に入ったチームにしてみれば少ない。組み立ての部分は良かっただけに、フィニッシュの精度の無さがもったいなかった。

 若手選手を積極的に起用し、チームに競争をもたらしながらACLで決勝トーナメント行きを果たすなどの成績を収めた城福監督の手腕は評価したい。2018シーズンと比べ、リーグ戦の順位こそ下がったが、チーム力は着実に上がっていると言えるのではないか。ただ、安定感は物足りなかった。シーズン序盤には5連勝のあと5連敗、終盤には4戦未勝利があったなど、勝ち点を伸ばしきれないことも多かった。このあたりが安定すれば、順位をもっと上げていくことも不可能ではなかったはずだ。

(文:編集部)

【了】

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