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Jリーグ 4年前

Jクラブも獲得可能? 契約フリーの名手5人(1)。元祖・爆速王にアジアカップで話題となった元韓国代表MFも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ミランを支えた快速SB

イグナツィオ・アバーテ
【写真:Getty Images】

DF:イグナツィオ・アバーテ(元イタリア代表)
生年月日:1986年11月12日(33歳)
市場価格:200万ユーロ(約2億円)
最終所属:ミラン(イタリア)
昨季リーグ戦成績:19試合出場/0得点0アシスト


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 2000年代初期のミラン黄金時代を知る元イタリア代表DF。クロスの精度や守備面の対応など、改善すべき点も多かった同選手であるが、相手に簡単に振り切られないスピードを持っており、積極的な攻撃参加を売りとしている選手だ。イタリア代表としても22試合出場を誇っており、2012年のEURO(欧州選手権)、2014年のブラジルワールドカップ出場を果たしている。

 そんな同選手はキャリアの大半をミランで過ごしている。プロデビュー当初はナポリやモデナ、ピアチェンツァなどにレンタルで加入し、エンポリやトリノに籍を移したこともあったが、2009/10シーズンにミラン復帰を果たしてからは同クラブ一筋。2010/11シーズンにはリーグ戦29試合に出場するなど主力として活躍し、チームにリーグ優勝をもたらした。その後も不動の右サイドバックとして活躍したイグナツィオ・アバーテ。ベテランの風格も漂い始め、チームのリーダー的存在としても頼もしかった。

 しかし、ここ最近はダビデ・カラブリアやアンドレア・コンティといった若手選手にスタメンの座を奪われることも少なくなく、年々出場機会は減少していった。そして、ミランは2018/19シーズン終了後、契約満了に伴いアバーテの退団を発表した。ミランでの出場試合数は306。まさにクラブの「顔」的存在であった。現在は所属クラブが決まっておらず、フリーの身に。豊富な経験値はJリーグでも活きるはずだが…。

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