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Jリーグ 4年前

柏レイソル、5年間の歴代フォーメーション。度重なる監督交代、ACLベスト8から悪夢のJ2降格まで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

まさかのJ2降格(2018年)

柏レイソル
柏レイソル、2018シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J1リーグ:17位(12勝3分19敗)
YBCルヴァンカップ:ベスト4
天皇杯:3回戦敗退
AFCチャンピオンズリーグ:グループリーグ敗退


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 下平隆宏監督体制の3年目。柏レイソルはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)での上位進出も視野に入れ、オフ期間にMF江坂任、MF瀬川祐輔、MF小泉慶、DFパク・ジョンスを加えるなど大型補強を敢行している。前年のリーグ戦を4位という成績で終えていたため、この年はそれ以上の成績、つまりタイトル獲得を目指して戦うことになった。

 しかし、チームは開幕直後から思ったように勝ち点を伸ばせない。新加入選手も多くいる影響か、戦い方が安定せず逆転でポイントを取り損ねるゲームも目立った。上位進出を目指して挑んだACLでもグループリーグでわずか1勝しか挙げられず敗退。歯車は完全に狂った。

 そして、変化を求めたクラブは、前半戦終了直前に下平監督を解任。加藤望氏が、後を引き継ぎチームを立て直す役割を託された。

 しかし、これが裏目に出る。ロシアワールドカップ後のリーグ戦で4連敗を喫するなど低パフォーマンスに終始し、順位も低迷。加藤監督に率いられたチームは目指すべきものが明確となっておらず、ストロングポイントも見出せない。浮上のキッカケはまったく掴めなかった。

 そして、「降格」が現実的となってきた残り2試合という段階でクラブは2度目の監督交代を決断。下平監督→加藤監督と繋がったバトンは岩瀬健監督へと引き継がれた。

 第33節のセレッソ大阪戦で3-0と快勝を飾った柏であったが、この年はJリーグ創設以来もっともレベルの高い残留争いが繰り広げられていた。同節に残留を争うライバルも揃って勝利を収めたため、この時点で柏のJ2降格が確定することになったのだ。

 2017シーズンからの積み上げを期待されたシーズンであったが、結果はまったく正反対のものに。シーズン中2度の監督交代に踏み切るなど、人事で後手に回り続けた。GK中村航輔の離脱なども影響を与えたのは確かだが、“クラブとしての”脆さが浮き彫りとなった一年であった。

▽GK
中村航輔

▽DF
鎌田次郎
鈴木大輔
小池龍太
高木利弥

▽MF
大谷秀和
中山雄太
伊東純也
江坂任

▽FW
瀬川祐輔
クリスティアーノ

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