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Jリーグ 4年前

川崎フロンターレ、5年間の歴代フォーメーション。塗り替えたクラブの歴史。手に入れたJ1連覇&ルヴァン杯制覇という財産

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

リーグ3連覇は逃すも…(2019年)

川崎フロンターレ
川崎フロンターレ、2019シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J1リーグ:4位(16勝12分6敗)
YBCルヴァンカップ:優勝
天皇杯:ベスト16
AFCチャンピオンズリーグ:グループリーグ敗退


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 鬼木達監督体制の3年目。川崎フロンターレの目標は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)も含めた全タイトルの獲得である。

 ロンドン五輪で得点王に輝いたFWレアンドロ・ダミアンなどを新戦力に加えた川崎Fは、リーグ開幕から4試合勝ちなしとスタートダッシュに失敗。しかしその後は10試合連続無敗を記録するなど、徐々に調子を上げていった。

 しかし、得意としていた夏場にその勢いは半減。8月はリーグ戦未勝利に終わっており、その後もポイントを落とした川崎Fの順位は一時6位にまで落ち、優勝争いから一歩後退した。最後は驚異的な粘りを見せ勝ち点を稼いだものの、4位でフィニッシュ。リーグ3連覇は果たせなかった。

 ACL出場による日程の問題、対戦相手の対策も進み、勝ち切れない試合が増えた。リーグ戦12分は全18チーム中2番目に多い数字であり、なかなかチームを構築できず思ったように勝ち点が伸ばせなかった。MF中村憲剛の負傷なども痛手となったが、全タイトル獲得を目標に掲げたチームからすると、やや物足りなさが残るシーズンとなった。

 ただ、北海道コンサドーレ札幌との壮絶な打ち合いを制し、クラブ史上初のYBCルヴァンカップ制覇を果たした。成し遂げたことのなかったカップ戦のタイトルを獲得できたことは今後へと繋がっていくことは確かで、このあたりは収穫であった。

 2016年まで主要タイトル「0」だった川崎Fが、2017年から3つのタイトルを獲得。その成長ぶりは驚異的とも言えるだろう。

▽GK
チョン・ソンリョン

▽DF
ジェジエウ
谷口彰悟
登里享平
車屋紳太郎

▽MF
田中碧
大島僚太
家長昭博
阿部浩之
中村憲剛

▽FW
小林悠

【了】

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