フットボールチャンネル

Jリーグ 4年前

横浜FC、5年間の歴代フォーメーション。長く続いたJ2での苦悩、ようやく辿り着いたJ1昇格まで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

助っ人のイバが爆発(2016年)

横浜FC
横浜FC、2016シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J2リーグ:8位(16勝11分15敗)
天皇杯:ベスト16


【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 前年の不振を払拭したい横浜FCは、2015シーズンの途中に指揮官を退任したミロシュ・ルス氏を再び新監督に招聘。オフ期間にはMFグエン・トゥアン・アイン、DFデニス・ハリロビッチを、そして開幕直後にノルウェー人FWのイバを新戦力に加えるなど、前年とは違い積極的な補強を行った。

 ところが、チームはリーグ開幕から3連敗といきなり躓く。その後は7試合連続無敗を記録するなど一度は立て直したかに思えたが、第13節から第19節までの7試合で未勝利に陥るなど安定感を欠き、なかなか上位に食い込むことができなかった。

 さらに、6月中にはルス監督が不整脈の治療に専念するためにまたも指揮官を途中辞任。後任には2015シーズンと同じく中田仁司氏が就くことになった。

 しかし、2季連続の緊急登板となった中田監督だが、就任後はしっかりと結果を出した。選手の能力を生かした大崩れしないチームを作り上げ、一時は13位にも沈んだチームを昇格プレーオフ圏内が見える順位にまで押し上げている。リーグ戦ラスト3試合で未勝利に終わるなど最後は力尽きたが、手腕を示したと言えるだろう。

 また、新加入のイバはリーグ戦40試合の出場で18得点を挙げるなど爆発。チームに新たな可能性をもたらした。チームの総得点数も前年の「33」から「50」へと増えており、イバだけでなく攻撃陣全体も奮闘したと言えるだろう。

 守備陣の課題は相変わらず残ったが、2016シーズンは2017シーズンへ向けての期待を抱かせる一年となった。

▽GK
南雄太

▽DF
大崎玲央
西河翔吾
藤井悠太
永田拓也

▽MF
佐藤謙介
中里崇宏
野崎陽介
野村直輝

▽FW
イバ
津田知宏

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top