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Jリーグ 4年前

横浜FC、5年間の歴代フォーメーション。長く続いたJ2での苦悩、ようやく辿り着いたJ1昇格まで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

監督交代の賭けに出るも…(2017年)

横浜FC
横浜FC、2017シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J2リーグ:10位(17勝12分13敗)
天皇杯:2回戦敗退


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 中田仁司監督体制の2年目。オフ期間にはFWイバら主力の流出を阻止しつつDFカルフィン・ヨン・アピンやDF小宮山尊信といった計算の出来るベテラン、MF増山朝陽やMFジョン・チュングンといった大化けの可能性を秘める原石を補強している。目指すはもちろん、2007年以来となるJ1復帰だ。

 チームはここ数年で一番とも言えるほどの好スタートを切った。開幕から4試合で3勝1分とした横浜FCは、その後も攻守両面で強みを生かし勝ち点を継続して奪取。第10節のロアッソ熊本戦終了時には首位にも浮上している。昇格への期待は高まった。

 しかし、課題となっていた夏場の戦いで再びチームは調子を崩す。第15節のファジアーノ岡山戦を1-2で落とすとそこから連敗。その後は一度立て直すも、第19節から第22節までで4連敗を喫するなど、首位に立っていたチームの順位は11位にまで落ちていた。

 7月中にはMFレアンドロ・ドミンゲスが加入。チームの基本システムも4連敗を喫して以降、それまでの4-4-2から4-2-3-1に変更されるなど、中田監督は目標である昇格に向け修正を図った。しかし、第37節終了時点で昇格プレーオフ圏外にいた状況を危惧したクラブは中田監督を解任。シーズン終盤にエジソン・アラウージョ・タヴァレス氏を新監督に迎えるなど、“賭けに出た”のだ。

 しかし、“ブースト”は発動できず。タヴァレス監督就任後の4試合でわずか1勝に留まるなど、10位でリーグ戦をフィニッシュ。後味の悪いシーズンとなってしまった。

▽GK
高丘陽平

▽DF
カルフィン・ヨン・アピン
西河翔吾
藤井悠太
田所諒

▽MF
中里崇宏
佐藤謙介
ジョン・チュングン
野村直輝
レアンドロ・ドミンゲス

▽FW
イバ

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