フットボールチャンネル

Jリーグ 4年前

清水エスパルス、5年間の歴代フォーメーション。クラブ史上初のJ2降格を経験。抜け出せない暗いトンネル

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

一年でのJ1復帰(2016年)

清水エスパルス
清水エスパルス、2016シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J2リーグ:2位(25勝9分8敗)
天皇杯:4回戦敗退


【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 クラブ史上初のJ2降格を喫した清水エスパルス。田坂和昭監督は2015シーズン終了をもって辞任し、クラブは新指揮官に「昇格請負人」の小林伸二氏を迎えている。

 一年でのJ1昇格を目標に掲げた清水であったが、リーグ序盤は不慣れなJ2の舞台に苦戦。開幕4試合でわずか1勝とスタートダッシュに失敗すると、以降も安定して勝ち点を奪うことができない。第11節から第14節まで4試合連続未勝利も味わうなどし、第19節終了時点でプレーオフ出場圏外の8位につけるなど、なかなかギアが上がらなかった。

 しかし、チームは夏場以降に猛烈な追い上げを見せる。第28節のV・ファーレン長崎戦を2-0で制すと、その後も安定した戦いぶりで白星を挙げ続け勝ち点を積み上げる。第34節のセレッソ大阪戦から最終節の徳島ヴォルティス戦まで怒涛の9連勝を記録するなど強さを見せつけた清水は、最終的に自動昇格圏となる2位でリーグ戦をフィニッシュ。見事一年でのJ1復帰を果たすことになった。

 得点数は全42試合で「85」、失点数は同42試合で「37」となっているなど、攻守両面での安定感が光った。序盤はJ2という不慣れな舞台に苦戦したが、第25節以降の18試合で年間勝ち点の半分となる46ポイントを稼ぐなど、リーグ中盤戦以降の強さは圧巻とも言えた。

 また、この年はDF松原后、MF白崎凌兵、FW金子翔太などの若手選手が台頭。このあたりも大きな収穫となった。

▽GK
植草裕樹

▽DF
犬飼智也
角田誠
三浦弦太
松原后

▽MF
河井陽介
竹内涼
枝村匠馬
白崎凌兵

▽FW
大前元紀
鄭大世

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top