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Jリーグ 4年前

大分トリニータ、5年間の歴代フォーメーション。悪夢のJ3転落からV字回復、スタイルを育んだ片野坂監督の手腕

text by 編集部 photo by Getty Images

J3優勝(2016年)

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大分トリニータ、2016シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J3リーグ:優勝
天皇杯:3回戦敗退

 初めてJ3を舞台に戦うこととなった大分は、新監督として片野坂知宏を招聘した。武田洋平、為田大貴、西弘則、兵働昭弘、安川有、若狭大志といった前年の主力は移籍。12名の新加入選手とともに新シーズンをスタートさせた。

 開幕3連勝で首位に立ったが、直後に4戦未勝利で一気に10位まで転落した。4月14日には熊本地震が発生。余震が続く3日後の福島戦は中止になるなど、隣県の大分にも大きな影響が出ていた。

 それでもチームは持ち直し、順位を上げていった。7月7日には清水エスパルスから八反田康平を期限付きで獲得。八反田は第19節以降の全試合に出場すると、チームはその12試合でわずか7失点と堅守を見せ、首位・栃木SCを追走した。

 ホーム最終戦となった第29節ではYSCC横浜に3-0で大勝。栃木を得失点差で上回って首位に浮上すると、最終節でもガイナーレ鳥取に勝利してJ3優勝を決めた。

 2トップの一角でプレーした23歳の後藤優介が攻撃をけん引した。前年は3得点に終わったが、チームトップとなる14得点7アシストをマーク。アカデミーから昇格した岩田智輝は右サイドバックのレギュラーに定着し、24試合に出場している。昇格2年目の姫野宥弥も中盤で15試合に先発するなど、新指揮官の下で若い戦力が台頭したシーズンだった。

▽GK
上福元直人

▽DF
岩田智輝
鈴木義宜
ダニエル
山岸智

▽MF
清本拓己
松本昌也
姫野宥弥
松本怜

▽FW
後藤優介
三平和司

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