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本田圭佑、所属クラブ歴代ポジション。名古屋、フェンロ、ミラン…5つの大陸で残したインパクト

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ACミラン(14年冬~17年夏)

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14/15シーズンの基本フォーメーション

【シーズン成績】
14/15シーズン:14試合1得点
15/16シーズン:29試合6得点
16/17シーズン:30試合1得点
17/18シーズン:8試合1得点

 ACミランに加入した本田は、マヌエル・ルイ・コスタやクラレンス・セードルフがつけた背番号10を選んだ。契約期間は3年半、契約満了により移籍金フリーで加入している。

 1月13日のサッスオーロ戦でベンチ入りした本田は、65分にロビーニョに代わってピッチに投入された。2-4とビハインドを追う展開で、83分にはミドルシュートでゴールを狙ったがポストに直撃。デビュー戦でチームを救うことはできなかったが、15日のカップ戦で移籍後初ゴールを決めた。

 本田の加入直後にマッシミリアーノ・アッレグリが解任され、ブラジルで現役を続けていたセードルフが監督に就任。セードルフは本田を右サイドで起用したが、結果を出せない試合が続いた。

 リーグ戦12試合目の出場となった4月7日のジェノア戦で初ゴールを決めたが、直後に足首を痛めて2試合に欠場。1年目は半年で公式戦16試合に出場し、2得点2アシストという成績に終わった。

 ブラジルワールドカップを終えて迎えたミラン2年目の14/15シーズン、ラツィオとの開幕戦、パルマ戦と連続ゴールを決めた。フィリッポ・インザーギ新監督の下、右サイドで起用された本田は、序盤戦7試合で6得点とゴールを量産した。

 しかし、本田のゴールラッシュが止まるとともに、チームも停滞した。なんとか前半戦を6位で折り返したが、本田がアジアカップ参戦中に勝てなかったチームは中位へ迷い込んだ。足首の怪我に悩まされた本田も後半戦はゴールを挙げられなかった。

 シニシャ・ミハイロビッチが監督に就任した15/16シーズンは先発の機会が激減した。しかし、序盤戦でつまずいたミランが4-3-1-2から4-3-3へ布陣を変更したこともあり、本田は右ウイングで出場機会が増えていった。しかし、上位争いに加われないチーム状況と呼応するように本田もゴールから遠ざかった。

 契約最終年となった16/17シーズンは、スソが右ウイングに定着したこともあり、出場機会が激減。ホーム最終戦でFK弾を決めた本田は、試合翌日にミラン退団を表明した。ミランでの最後のシーズンは、プロ入り以来もっとも少ない8試合の出場に終わっている。

●14/15シーズンの基本フォーメーション

▽GK
ディエゴ・ロペス

▽DF
イグナツィオ・アバーテ
フィリペ・メクセス
アレックス
マッティア・デシリオ

▽MF
ナイジェル・デヨング
アンドレア・ポリ
ジャコモ・ボナベントゥーラ
本田圭佑
ステファン・エルシャーラウィ

▽FW
ジェレミー・メネズ

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