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Jリーグ 4年前

サガン鳥栖、歴代最強外国籍選手5人。今も愛される「永遠の10番」にJリーグを彩った名手も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

指揮官としてもクラブに尽力

サガン鳥栖
2006年の基本先発メンバー

ユン・ジョンファン(元韓国代表)
生年月日:1973年2月16日(47歳)
在籍期間:2006年~2007年
J2通算成績:69試合出場/3得点


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 2000年にセレッソ大阪へやって来た韓国人MFは、加入1年目から1stステージ優勝を争う原動力となるなど日本の地ですぐにその能力の高さを示した。その後もJリーグオールスターサッカーに出場、J2降格の憂き目にあったクラブを1年でのJ1復帰に導くなど、ユン・ジョンファンは「桜の戦士」として印象的なパフォーマンスを見せ続けた。

 その後は活躍の場を韓国に移した同選手であったが、2006年に再び来日。新天地に選んだのは当時J2に所属していたサガン鳥栖だった。C大阪でインパクトを残した男はすぐに主力に定着すると、加入1年目ながら当時のクラブ史上最高成績となる4位躍進に貢献。翌2007年は出場機会が減少したものの、ファンタジスタはスーパーサブ的存在として活躍し、通算69試合出場で3得点という成績を残して契約満了→現役引退に至った。

 ただ、ユン・ジョンファンの伝説はここで終わらない。2008年に鳥栖のテクニカルアドバイザーに就任すると、2011年にはJFA 公認S級コーチライセンスを取得して同クラブの指揮官にも就任した。同年にはJ2リーグで2位につけクラブ史上初のJ1昇格、翌2012年はJ1リーグで年間5位につけるなど、監督としてもクラブに大きな爪痕を残した。

 韓国人指揮官はのちに古巣であるC大阪の監督にも就任。チームにYBCルヴァンカップ制覇と天皇杯制覇をもたらすなどこちらでも伝説的な存在となったが、鳥栖を愛する人々にとっても忘れられない人物であることは確かだ。

●2006シーズンの基本先発メンバー

▽GK
シュナイダー潤之介

▽DF
キム・ユジン
飯尾和也
長谷川豊喜
髙地系治

▽MF
高橋義希
ユン・ジョンファン
濱田武
山城純也

▽FW
山口貴之
新居辰基

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