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Jリーグ 4年前

サガン鳥栖、歴代最強外国籍選手5人。今も愛される「永遠の10番」にJリーグを彩った名手も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

サガン鳥栖と言えばこの男

サガン鳥栖
2012年の基本先発メンバー

キム・ミヌ(韓国代表)
生年月日:1990年2月25日(30歳)
在籍期間:2010年~2016年
J1通算成績:133試合出場/20得点
J2通算成績:52試合出場/11得点


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 2010年1月、オファーを受け韓国人レフティーはサガン鳥栖にやって来た。当初は日本での慣れない生活や厳しい練習、甲状腺機能亢進症などに苦しんだ同選手であったが、小柄ながら強靭な肉体、無尽蔵のスタミナ、ゴリゴリなドリブル、パワフルな左足のキックを武器に持つなど能力の高さは明らかで、新天地での環境に慣れるとともにクラブにとって必要不可欠な存在となるまでに成長を果たした。

 2011年にはクラブ史上初となるJ1昇格に大きく貢献し、翌2012年はJ1リーグ年間5位につける躍進の立役者にもなった。シーズンを重ねるごとにその凄みは増すばかりであり、韓国代表としても活躍するなど「背番号10」は他のクラブにとっても大きな脅威に。2016年にはMF藤田直之の退団に伴い新主将にも就任。高いリーダーシップも発揮するなど、まさに「鳥栖の心臓」とも呼べる存在になった。

 しかし、2016年に兵役のために鳥栖を退団。クラブの外国籍選手における最長記録となる7年間の在籍で、実にJリーグ通算185試合出場を誇った。そして、クラブはキム・ミヌが加入当初から身に付けていた「背番号10」を同選手の兵役が終了する今年まで暫定的に欠番とすることを発表。この判断はキム・ミヌの功績がどれだけ大きかったかを示すものでもあり、今なお多くのサポーターがレフティーの帰還を待ち続けている。

●2012シーズンの基本先発メンバー

▽GK
赤星拓

▽DF
キム・クナン
ヨ・ソンへ
丹羽竜平
磯崎敬太

▽MF
藤田直之
岡本知剛
水沼宏太
キム・ミヌ
池田圭

▽FW
豊田陽平

【次ページ】韓国人CB

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