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日本代表 4年前

日本代表、歴代背番号11の系譜。小野伸二、鈴木隆行、巻誠一郎、玉田圭司、柿谷曜一朗、宇佐美貴史、W杯で唯一ゴールを決めたのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツW杯

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ブラジル戦の先発メンバー




監督:ジーコ
戦績:グループステージ敗退

背番号11:巻誠一郎(ジェフユナイテッド千葉)
生年月日:1980年8月7日(25歳)
個人成績:1試合出場/0得点0アシスト

 2003年にジェフユナイテッド市原に加入した巻誠一郎は、イビチャ・オシム監督の下で主力に成長する。2005年の東アジアサッカー選手権に招集されて代表デビューを飾ると、翌年2月に行われた米国との親善試合で初得点をマーク。ワールドカップメンバーの当落線上とみられていたが、ジーコはメンバー発表会見で23番目に巻の名前を呼んだ。

 本大会の2トップは高原直泰と柳沢敦がファーストセットとなった。しかし、2人が先発した2試合で勝利を挙げられず、巻に出場機会が回ってくることはなかった。日本代表はグループステージ突破へ、わずかな望みをつないだ状態で第3戦を迎えた。

 ブラジル戦には玉田と巻の2トップが採用された。ブラジルの猛攻を凌いだ日本代表は玉田のゴールで34分に先制する。しかし、前半終了間際に追いつかれると、後半に3失点。ワールドカップ初出場の巻は60分に高原と交代してピッチを後にした。

 代表デビューから1年足らずで迎えたワールドカップの舞台は60分間の出場に終わった。恩師オシムが監督に就任したドイツ大会後も代表に定着したが、岡田監督就任後は出場機会が減り、ワールドカップの舞台に戻ってくることはできなかった。

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