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世界最高の右ウイングは誰だ! RWG能力値ランキング16位~20位。マンU注目の逸材が登場(19/20シーズン確定版)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

20位:未来のセレソンを担う男

ダビド・ネレス
ダビド・ネレスの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:ダビド・ネレス(ブラジル代表/アヤックス)
生年月日:1997年3月3日(23歳)
市場価格:3600万ユーロ(約43.2億円)
今季リーグ戦成績:12試合出場/6得点1アシスト


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 オランダの名門・アヤックスは若手の宝庫である。昨年夏にはマタイス・デリフトとフレンキー・デヨングがユベントス、バルセロナへとそれぞれ旅立ったが、現在もドニー・ファン・デ・ベークやエドソン・アルバレスといった20代前半の選手が大きく奮闘している。もちろん、ダビド・ネレスもその中の一人だ。今年で23歳となったレフティーは、「セレソンの未来を担う選手」になると大きな期待を寄せられている存在。マンチェスター・ユナイテッドなど、複数のビッグクラブが獲得を狙う若手の注目株だ。

 アヤックスで「背番号7」を身に付けるネレスの武器は「ドリブル」だ。ブラジル人らしい高度な「テクニック」も織り交ぜて発揮する突破力は抜群の破壊力を秘めており、「スピード」も一定以上のものがあるため、対峙する選手からすると止めるのが非常に困難となる。一人で局面を打開できる選手と言えるだろう。ただ、「ドリブル」を強みとするあまりボールを持ちすぎてしまう場面もしばしば。球離れの悪さは今後改善が必要となるだろう。そのため「ドリブル」は数値が「88」となったが、「パス」は同「75」と伸び切らなかった。

 また、ネレスはゴールパターンが非常に多彩な選手である。左足から放たれる強烈なミドルシュートの脅威はもちろんのこと、狭いコースを確実に打ち抜くコントロールショットに相手GKを嘲笑うかのようなチップキックシュートなど、状況に応じて様々なキックを繰り出すことを可能としている。ボックス内での強さや嗅覚に関してはまだまだ伸ばしていく必要がありそうだが、「得点力」が比較的高い選手と言えるのではないだろうか。

 先述した通りまだまだ伸ばしていかなければならないポイントが多いネレスだが、特大のポテンシャルを秘めているのは明らか。今季は負傷の影響でリーグ戦出場が12試合に留まるなど不完全燃焼に終わってしまったが、来季はその鬱憤を晴らすことができるか。引き続き注目していきたい。

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