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世界最高の右ウイングは誰だ! RWG能力値ランキング16位~20位。マンU注目の逸材が登場(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:ドイツのスピードスター

カリム・ベララビ
カリム・ベララビの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:カリム・ベララビ(ドイツ代表/レバークーゼン)
生年月日:1990年4月8日(30歳)
市場価格:1200万ユーロ(約14.4億円)
今季リーグ戦成績:22試合出場/4得点5アシスト ※5月13日時点


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 モロッコ人の父親とドイツ人の母親を持つ30歳のベテランアタッカー。2011年にレバークーゼンに加入し、同クラブ在籍は今季で8年目を迎えている。2014年8月に行われたリーグ第1節のボルシア・ドルトムント戦で決めた「開始9秒ゴール」は、ケビン・フォラントと並んでブンデスリーガ史上最速ゴール記録。ドイツサッカー史に名を刻んだ人物でもある。今季は途中出場も多い同選手だが、短い時間の中でも攻撃にアクセントを加えられる存在として、貴重な戦力となっている。

 2014年にドイツ代表デビューも果たしているカリム・ベララビ。そんな同選手が最も強みとしているのは「スピード」だ。その速さは世界でもトップクラスのものがあり、ボールを持った状態でも勢いはまったく落ちない。それだけで敵陣をズタズタに切り裂くことができる存在だ。また、直線的な「ドリブル」突破から繰り出される右斜め45度からの右足シュートはベララビの代名詞。味方との連係からはもちろんのこと、単独でもチャンスを確実にクリエイトできる選手と言える。

 また、身長184cm・体重81kgの体躯を誇るなどウイングの選手としては大柄で、「フィジカル」でも強みを発揮できる。やや強引な突破を図ることも少なくないが、それでも相手陣を崩壊へと導くことができるのは、「スピード」のみならずそうした部分をストロングポイントとしているからだろう。好不調の波が少しある点は否めないが、ハマった時の勢いは誰にも止められないと言えるのではないだろうか。

 一方で課題は得点力。先述した通りレバークーゼン在籍は今季で8年目となっているが、その間にリーグ戦で二桁得点を記録したのはわずか1シーズンのみ。ベララミ本人も過去に「もっと正確性を見せないといけない」とコメントしているなど、このあたりがウィークポイントとなっているのは確かだ。また、カウンター時の守備対応などにも難あり。ここも今後改善が必要となってくるだろう。

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