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日本代表 4年前

日本代表ストライカーの系譜。歴史的ゴールに失意の不発…熾烈を極めるポジション争いを制したFWたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ロシアW杯

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コロンビア戦の先発メンバー



監督:西野朗
戦績:ベスト16

背番号:大迫勇也(ブレーメン)
生年月日:1990年5月18日(28歳)
個人成績:4試合出場/1得点0アシスト

 ブラジルワールドカップ後に就任したハビエル・アギーレは、マインツで15得点をマークした岡崎を1トップで起用している。しかし、全試合に先発した15年1月のアジアカップで、ゴールは初戦のパレスチナ戦のみと期待に応えられず。日本代表はベスト16で姿を消している。

 ヴァイッド・ハリルホジッチが監督に就任すると、岡崎は初陣から3試合連続ゴールを決めて指揮官の信頼を掴んだ。アジア予選でもゴールを重ねたが、16年11月のオマーン戦で大迫が2ゴールを決めたことで立場が逆転。以降は大迫が先発に起用される機会が増えた。

 18年4月に解任されたハリルホジッチに代わってワールドカップの指揮を執ることになった西野朗監督は、大迫、岡崎に加えて武藤嘉紀を本大会のメンバーに選んだ。武藤は4月にハムストリングを負傷していたが、復帰したラスト3試合ではマインツを残留に導く活躍を見せていた。

 大迫が先発で起用された初戦のコロンビア戦、香川真司がPKを決めて先制したが、FKを直接決められて前半のうちに追いつかれた。1人少ない相手に手を焼いたが、72分に本田圭佑のCKを大迫が頭で合わせて勝ち越し、日本代表は白星発進となった。

 続くセネガル戦は71分に1点のビハインドを背負う苦しい展開となった。それでも78分に大迫が右からクロスを上げると、途中出場の岡崎がGKと交錯しながら潰れる。逆サイドに流れたボールを乾が折り返すと、ゴール前でフリーになった本田がGK不在のゴールにボールを流し込んだ。

 大迫が起点となった同点ゴールを守った日本代表は、セネガル戦で貴重な勝ち点1を奪った。岡崎と武藤が2トップで起用されたポーランド戦は0-1で敗れたが、グループ2位で決勝トーナメント進出を決めている。

 日本代表はラウンド16でベルギーと対戦。2点を先行したが、試合終盤に3失点を喫して敗れた。大迫はフル出場したがゴールには絡めず、岡崎と武藤はベンチでこの試合を見届けた。

●コロンビア戦の先発メンバー

▽GK
川島永嗣

▽DF
酒井宏樹
吉田麻也
昌子源
長友佑都

▽MF
柴崎岳
長谷部誠
原口元気
香川真司
乾貴士

▽FW
大迫勇也

【了】

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