湘南ベルマーレ、最低評価となった理由は…。大量12人を獲得も、大きすぎる主力5人が抜けた穴【2020年J1補強診断】<再掲>

2020年のJ1リーグが間もなく開幕する。新シーズンに向け各クラブはどのような補強を行ったのだろうか。今回は、16位で残留を果たした湘南ベルマーレを取り上げる。(文:編集部)※2020年2月10日のものを再掲

2020年06月27日(Sat)10時30分配信

シリーズ:2020年Jリーグ補強診断
text by 編集部 photo Getty Images
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半数が入れ替わり、再出発を図る

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【写真:Getty Images】

 監督交代に揺れた昨季の湘南ベルマーレは、リーグ戦を16位で終えた。J1参入プレーオフ決定戦では徳島ヴォルティスに引き分けて、薄氷を踏む思いで残留を果たしている。昨年10月に就任した浮嶋敏監督は続投となり、期限付き移籍を含めて12人を獲得。新たな体制の下で今季を戦うこととなった。

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 GKで残留したのは、昨季の終盤戦で4試合に先発した富居大樹のみ。5シーズンに渡って正GKとしてチームを支えてきた秋元陽太は町田ゼルビアへ期限付き移籍している。U-23日本代表候補の谷晃生もガンバ大阪から加わったが、J1で実績があるのは昨季J1デビューを果たした富居のみ。

 DFラインでは、ここ3年間は不動の存在だった山根視来と杉岡大暉が抜けた穴は大きい。攻守にわたって両サイドのキーパーソンとなっていた両者の移籍により、陣容は大きな変化を余儀なくされる。

 アビスパ福岡で経験を積んで帰ってきた石原広教、ベガルタ仙台で主将を務めた大岩一貴、川崎フロンターレから期限付き移籍で加入した馬渡和彰といった面々が彼らの穴を埋めることになるだろう。

 中盤では6年間プレーした菊地俊介が、ジュニアユース時代を過ごした大宮アルディージャへと移籍した。昨季は齊藤未月、金子大毅、松田天馬といった選手たちが起用されたが、今季は彼らに加えて茨田陽生、福田晃斗、三幸秀稔が加入。2017年シーズン途中には主将を務めたチームの中心が抜けるのは痛いが、中盤の層は厚さを増したと言えるだろう。

 5得点5アシストをマークした山崎凌吾と野田隆之介の2人が抜けた前線が、チームの浮沈のカギを握るかもしれない。さらに、昨年7月に加入したクリスランも期限付き移籍が満了となり、特別指定選手として既にデビューしている若月大和は、FCシオン(スイス/スーパーリーグ)への期限付き移籍が1月28日に発表された。

 エースを失った湘南は、12年ぶりに復帰した石原直樹や東京五輪世代の岩崎悠人に加えて、ノルウェー代表として60試合出場の実績を持つFWタリクをチームに迎えた。しかし、新たに加わったFWはポストプレーや周りを活かす能力に優れた山崎や、フィジカルに優れた野田とは異なるタイプの選手たちで、いわゆる9番タイプの層は薄い。昨季も悩まされた得点力不足が解消されたとは言い難い。

 秋元、山根、杉岡、菊地、山崎といった曹貴裁前監督の下で長く主力を務めてきた選手たちがチームを去った。期限付き移籍からの復帰組も含めた新加入選手は14名。およそ半数が入れ替わった格好となっている。残留を手にするためには、新加入選手の奮起が必要不可欠になるだろう。

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