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村井満チェアマン、浦和対鹿島での違反行為に言及。「サッカーを愛する者としてありえない行為」

text by 編集部 photo by Getty Images

村井満
【写真:Getty Images】

 Jリーグは16日、「第7回理事会」の後にオンラインで会見を開き、村井満チェアマンが先週末に起こった指笛などの違反行為について言及した。

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 明治安田生命J1リーグ第4節、浦和レッズ対鹿島アントラーズが12日に埼玉スタジアム2002で行われた。この試合において、新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインで禁止事項とされている「指笛、声を出しての応援等」が発生した。

 この事案について浦和は15日に「このような行為が起きたことは誠に遺憾であり、改めて、関係者、Jリーグ、サッカーを愛するすべてのみなさまに、ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫びいたします。ガイドライン遵守の徹底を強くお願い申しあげます」などと述べた。

 村井チェアマンは会見で「みんなが再開を望んでいたが、まず仲間のサポーターが残念な思いをしたと思う。それでもし陽性が判明したら、通常以上に濃厚接触が疑われることもある。サッカーを愛する者としてありえない行為。クラブとしても啓発を続けていくし、Jリーグでも続けていくつもり。命令ではなく皆さんのご理解と行動改善で実現できるものなので、改善をお願いしていく」と話した。

 さらに今後について村井チェアマンは「クラブには運営体制上、出場資格などで縛っているところもあるが、ファン・サポーターには趣旨を理解して協力いただくということ。出して終わりではなく、啓発していく責任もある。破ったらアウト、そういう単純なものではない。人の生命に関わるような重要事案をガイドライン化しているので、あきらかにスタジアムで試合を見る方を危険に晒している場合は、排除していく可能性もある」と述べた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断されていたJ1は今月4日から再開。第2節と第3節をリモートマッチ(無観客試合)として開催したあと、第4節からは一定数の観客入場を再開したが、感染拡大防止のため応援における各種の禁止事項も規定されている。

【了】

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