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内田篤人、前半15分から交代出場でキャプテン。鹿島は土壇場で追いつきドロー

text by 編集部 photo by Getty Images

内田篤人
【写真:Getty Images】

【鹿島アントラーズ 1-1 ガンバ大阪 J1第12節】

 明治安田生命J1リーグ第12節の鹿島アントラーズ対ガンバ大阪戦が23日に行われ、1-1の引き分けに終わった。

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 この試合の注目は、20日に8月末での現役引退を発表した鹿島の元日本代表DF内田篤人に集まっていた。試合後に引退の挨拶も予定していた内田は3試合ぶりにベンチ入りし、ピッチ上でラストマッチを飾ることも期待された。

 だが前半6分、先手を取ったのはアウェイのG大阪。左サイドの深い位置へ侵入した倉田秋がクロスを折り返し、ニアに飛び込んだ宇佐美貴史は触れなかったが、ファーサイドから詰めた小野瀬康介が丁寧に合わせてネットを揺らした。

 その数分後には鹿島の広瀬陸斗が負傷し、プレー続行不可能となるアクシデントが発生。代役として内田が投入され、前半15分という予想外に早い時間からピッチに立つことになった。三竿健斗からキャプテンマークも託された内田は右サイドバックに入る。

 急きょ出場することになった内田だが、何度か右サイドからの正確なクロスでチャンスを演出する場面も。タックルでイエローカードを受けるなど守備面で闘争心あふれるプレーも見せていた。

 鹿島はほぼ相手陣内で試合を進め、たびたびゴールに迫るチャンスも生み出す。それでも追いつけないまま敗戦に終わるかと思われたが、後半アディショナルタイムも終了間際となった95分に攻勢が報われた。

 内田のクロスが起点となった攻撃から、最後は犬飼智也が頭で押し込んで土壇場の同点ゴール。内田のラストマッチを白星で飾ることはできなかったが、最後まで諦めない姿勢で敗戦を回避した。

【得点者】
6分 0-1 小野瀬康介(G大阪)
90+5分 1-1 犬飼智也

【了】

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