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欧州各国クラブ、主要移籍まとめ。新天地を求めた選手の能力値を紹介、今回はこの5人(7)

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

アーセナルの新たな守備職人

パブロ・マリ
パブロ・マリの能力値や19/20リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

DF:パブロ・マリ(スペイン)
生年月日:1993年8月31日(26歳)
市場価格:480万ユーロ(約5.8億円)
19/20リーグ戦成績:2試合出場/0得点0アシスト(アーセナル)
移籍先:フラメンゴ→アーセナル ※レンタルから完全移籍へ移行
移籍金:800万ユーロ(約9.6億円)


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 2016年にマンチェスター・シティ移籍を掴み取ったが、その後は様々なクラブへのレンタル移籍を経験。結局、シティでプレーする機会は訪れなかった。しかし、2019年に加入したフラメンゴでは主力として大きく活躍。コパ・リベルタドーレス制覇を経験した初のスペイン人選手にもなった。

 そのパフォーマンスを高く評価したのがアーセナルだった。同クラブは今年の冬にパブロ・マリをレンタルで獲得。2019/20シーズンはプレミアリーグ2試合に出場していた。そして、クラブは来シーズンもマリをチームに残すことを決断。買い取りオプションを行使し、完全移籍へ移行したのだ。

 マリは身長193cm・体重79kgとセンターバックとして申し分ない体躯を誇る。その長身を活かした「空中戦」の強さは攻守両面で大きな効果を発揮し、「フィジカル」の強さも十分なレベルに。また、ビルドアップの質も悪くなく、とくに左足から放つロングフィードのセンスは確かなものがある。

「スピード」不足は否めないが、同じスペイン人のジェラール・ピケを想起させるような選手と言えるだろう。左利きのセンターバックは今後を考えても貴重な存在になるため、アーセナルはマリを大事に育てていく必要がある。

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