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欧州各国クラブ、主要移籍まとめ。新天地を求めた選手の能力値を紹介、今回はこの5人(11)

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ポルトガルの超新星

ファビオ・シルバ
ファビオ・シルバの能力値や19/20リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:ファビオ・シルバ(ポルトガル)
生年月日:2002年7月19日(18歳)
市場価格:1200万ユーロ(約14.4億円)
19/20リーグ戦成績:12試合出場/1得点0アシスト(ポルト)
移籍先:ポルト→ウォルバーハンプトン
移籍金:4000万ユーロ(約48億円)


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 元ポルトガル代表の父とラツィオに所属するジョルジュを兄に持つ若きストライカーだ。昨季リーグ戦成績は12試合で1得点となっているが、わずか17歳で名門ポルトのトップチームに定着したその才能に疑いの余地はない。ダビド・ルイスを想起させるようなその見た目も、かなり印象的である。

 そんなポルトガルの超新星が今夏の移籍市場を賑わせた。5日、ウォルバーハンプトンが18歳の獲得を発表したのだが、驚くべきはその移籍金。なんと同クラブはまだ10代のファビオ・シルバに4000万ユーロ(約48億円)という金額を投じたのだ。これは、クラブ史上最高額となっている。

 身長185cm・体重75kgと大柄な選手でありながら「スピード」に長けており、簡単にボールを奪われない足元の柔らかさも備わっている。味方の「パス」を引き出す懸命なランニングの質も高く、左右両足を巧みに使った「ドリブル」の切れ味は、狭いスペースでも大きな効果を発揮している。

 とくにゴール前での落ち着きぶりは18歳ながらすでに研ぎ澄まされており、コースを確実に射抜くシュート精度の高さはもちろんのこと、敵を欺く意外性のある「パス」をペナルティーエリア内という密集地帯でもお構いなしに繰り出すことができる。プレミアリーグでもそうした特徴を活かしていきたいところだ。

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