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日本代表 3年前

日本代表、最新招集メンバー全紹介(MF編)。所属クラブでの現状とパフォーマンスも総チェック

日本代表は11月13日にパナマ代表と、同17日にメキシコ代表とオーストリアで国際親善試合を行う。新型コロナウイルス対策などの影響により、招集メンバーは前月と同じく欧州組のみとなった。そこで今回は2ヶ月連続で開催にこぎつけた日本代表合宿に招集されているMFたちの、所属クラブでの現状やパフォーマンスをチェックしていく。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

セントラルMF(1)

柴崎岳
【写真:Getty Images】

柴崎岳(レガネス/スペイン2部)
生年月日:1992年5月28日(28歳)
19/20リーグ戦成績:26試合出場/0得点2アシスト(デポルティボ・ラ・コルーニャ)
20/21リーグ戦成績:10試合出場/1得点2アシスト(レガネス)
日本代表通算成績:47試合出場/3得点


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 いまの日本代表における不動の司令塔だ。10月の代表ウィーク後は所属するレガネスで3連勝もに貢献し、移籍後初ゴールやアシストなど好調なパフォーマンスを継続して森保ジャパンにやってきた。

 ここ数年、クラブでなかなか出場機会がないまま代表に合流することが多かったが、今季は主力として活躍しながらの代表活動になる。リーダーシップも含め、チームをまとめる中心選手としての役割に期待したい。

セントラルMF(2)

遠藤航
【写真:Getty Images】

遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ1部)
生年月日:1993年2月9日(27歳)
19/20リーグ戦成績:21試合出場/1得点1アシスト
20/21リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト
日本代表通算成績:23試合出場/1得点

 シュトゥットガルトで定位置を確保し、ブンデスリーガでも屈指のデュエル勝率を記録している。27歳にして大ブレイクの気配が漂い、日本代表での存在感もより大きくなってきている。やはり中盤が彼にとって最適なポジションなのだろう。

 ドイツでの評価はうなぎ上り。いまでは将来的にシュトゥットガルトのレジェンドでもあるギド・ブッフバルトやドゥンガに並び立つ存在になれるのではと囁かれるほどだ。10月はコンディションの問題もあり、コートジボワール戦のみの出場だった。今月の日本代表戦ではこれまで以上に豊富な運動量と旺盛な闘争心を表に出して、パナマやメキシコ相手にも実力を示せるだろうか。

セントラルMF(3)

中山雄太
【写真:Getty Images】

中山雄太(PECズウォレ/オランダ1部)
生年月日:1997年2月16日(23歳)
19/20リーグ戦成績:14試合出場/2得点0アシスト
20/21リーグ戦成績:7試合出場/1得点0アシスト
日本代表通算成績:3試合出場/0得点

 1年前のコパ・アメリカでは苦汁をなめたが、10月は2試合連続で先発出場のチャンスを掴んで好パフォーマンスを披露した。カメルーン代表戦はボランチで、コートジボワール代表戦は左サイドバックを務め、ユーティリティ性も示した。

 ズウォレでも徐々に出場時間を伸ばしていて、左サイドバックでレギュラーに定着しつつある。クラブで深めた自信は日本代表でのプレーにも還元されつつあり、東京五輪世代の中心選手としても頼もしい成長を遂げている。

橋本拳人
【写真:Getty Images】

橋本拳人(FCロストフ/ロシア1部)
生年月日:1993年8月16日(27歳)
2020リーグ戦成績:4試合出場/0得点0アシスト(FC東京)
20/21リーグ戦成績:12試合出場/5得点0アシスト(FCロストフ)
日本代表通算成績:7試合出場/0得点

 今夏、FC東京から海を渡り、欧州サッカー界に初参戦。文化も言語も異なるロシアにおいて実力のみでレギュラーの座を勝ち取った。鍵になったのは得点力だった。

 中盤からゴール前へ積極的に顔を出し、すでにリーグ戦で5得点を奪取。チーム内でも屈指の得点源であり、セントラルMFとしてのパスさばきも安定している。10月の日本代表戦はオランダへの渡航制限もあって招集されなかったが、今月はロシアで進化した姿を披露する大きなチャンスだ。

トップ下(1)

南野拓実
【写真:Getty Images】

南野拓実(リバプール/イングランド1部)
生年月日:1995年1月16日(25歳)
19/20リーグ戦成績:14試合出場/5得点6アシスト(レッドブル・ザルツブルク)
19/20リーグ戦成績:10試合出場/0得点0アシスト(リバプール)
20/21リーグ戦成績:4試合出場/0得点0アシスト
日本代表通算成績:24試合出場/11得点

 リバプールでは徐々に出番が減っている。代表に合流する直前の試合では、なんとベンチからも外れてしまった。リーグ戦でのゴールがないことも停滞の要因になっているだろう。

 それでも日本代表に来れば存在感は抜群。森保監督からの信頼は厚く、トップ下でも3バック採用時の2シャドーでも機能する。リバプール移籍からもうすぐ1年になる。代表戦を復調のきっかけにしたいところだ。

トップ下(2)

鎌田大地
【写真:Getty Images】

鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ1部)
生年月日:1996年8月5日(24歳)
19/20リーグ戦成績:28試合出場/2得点6アシスト
20/21リーグ戦成績:7試合出場/1得点4アシスト
日本代表通算成績:6試合出場/1得点

 本人曰く、適性ポジションは中盤で攻守両面に絡む「8番」か「6番」とのことだが、フランクフルトでも日本代表でも攻撃の比重が大きい「10番」を担って存在感を増しつつある。これまで森保監督からは1トップでも起用されたが、彼のパスセンスやイマジネーションを生かすには、やはり1列後ろでボールを持たせるべきだろう。

 直近のリーグ戦前には太ももを痛めているとの懸念もあったが、無事に日本代表に合流した。独特の考え方やプレーのテンポを持っていて、ピッチに立てば他の選手と違ったリズムをもたらせる。やや好不調の波がある課題を克服し、芸術的なテクニックと卓越したプレービジョンを武器にアピールを続けたい。

【了】

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