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日本代表 3年前

日本代表全選手紹介(MF)。ドイツ、ベルギー、ポルトガル…、欧州で活躍する主力と、ポジション争いに挑むJリーガーたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

遠藤航の相棒候補はこの2人

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【写真:Getty Images】

MF:守田英正(もりた・ひでまさ)
所属クラブ:CDサンタ・クララ(ポルトガル)
生年月日:1995年5月10日
日本代表通算成績:3試合0得点

 川崎フロンターレをJリーグ制覇に導いたMFが、ポルトガルで逞しさを増して日本代表に戻ってくる。流通経済大学から2018年に加入すると、シーズン中盤からレギュラーに定着。昨季は4-3-3のアンカーで高い対人能力と的確な配球能力を発揮し、ポルトガル移籍を実現させている。

 CDサンタ・クララではデビュー戦でいきなりゴールを決めた。すぐにレギュラーに定着し、中盤の底で高い能力を発揮。川崎とは異なるチームのスタイルにも適応する引き出しの多さを見せている。

 ポゼッション時の味方と繋がる能力や、展開力の高さには定評があり、DFラインの前における対人守備能力も高い。今回は酒井宏樹と室屋成が不在のため、サイドバックとしてプレーする機会があるかもしれない。複数のポジションでプレーできるユーティリティ性も守田の魅力の1つである。

川辺駿
【写真:Getty Images】

MF:川辺駿(かわべ・はやお)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
生年月日:1995年9月8日(25歳)
日本代表通算成績:出場なし(初選出)

 サンフレッチェ広島のゲームメイカーが日本代表に初めて選ばれた。広島のユース出身で、17歳のときにプロ契約を結んでいる。世代別の日本代表でもプレー経験があるものの、U-20ワールドカップは本大会出場権を逃した。世界の舞台を踏んだ経験はないが、A代表でその切符を掴むためのスタートラインに立っている。

 広島での最初の2年間は出場機会をほとんど得られなかったが、ジュビロ磐田への期限付き移籍が転機となる。稀代のゲームメイカー、名波浩監督の下でポテンシャルは徐々に花開き、17年にはJ1で32試合に出場。磐田での3年を経て18年に広島に戻ってくると、城福浩監督の下で欠かせない存在へと成長している。

 昨季から森崎和幸や風間八宏が背負った背番号8を背負い、今季からは副キャプテンを務める。3列目からの飛び出しや広い視野を活かした展開力が魅力。サイドハーフや2列目でプレーした経験は、攻撃面で活かされている。

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