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東京五輪 3年前

U-24日本代表メンバーに推薦したい5人のJリーガー。浦和レッズで勢いに乗る守護神、J2を席巻する「至宝」とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

常勝軍団に現れた新たな逸材

荒木遼太郎
【写真:Getty Images】

MF:荒木遼太郎(あらき・りょうたろう/鹿島アントラーズ)
生年月日:2002年1月29日(19歳)
代表歴:U-15、U-16、U-17、U-19
2021リーグ戦成績:4試合出場/5得点3アシスト

 名門の東福岡高校から鹿島アントラーズに加入した2020シーズン、荒木遼太郎はいきなりJ1リーグで26試合出場を果たすことになったが、背番号を「13」に変更した今季はその勢いがさらに加速。リーグ戦でのプレータイムはすでに昨季を上回っており、ここまで5得点3アシストという目に見える結果も残している。このままいけば、高卒2年目にしてJ1二桁得点に手が届くことになるだろう。

 19歳の荒木は優れた技術を持っていて、ライン間など狭いエリアでボールを受けるのがうまく、周りの選手に気を使うことなく一心不乱にゴールへと向かっていくことができる。ただ、独善的かというと決してそうではなく、味方とのコンビネーションプレーでも抜群のセンスを発揮する。今季の第4節サンフレッチェ広島戦で決めたゴールはまさに、荒木の良さが詰まったものだった。

 線は細いが、打開力やラストの局面におけるアイデアなど、攻撃センスは10代とは思えぬほどのものが備わっている。左右両サイド、そして中央と、攻撃的ポジションならどこでもこなす柔軟性も魅力的と言えるだろう。U-24日本代表には久保建英を筆頭に優れたアタッカーが揃うが、常勝軍団・鹿島で中心になりつつある荒木をそこへ送り込み、ライバルたちと競争させてみても面白いかもしれない。

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