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東京五輪 3年前

U-24日本代表メンバーに推薦したい5人のJリーガー。浦和レッズで勢いに乗る守護神、J2を席巻する「至宝」とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

Jリーグ屈指の万能型

明本考浩
【写真:Getty Images】

MF:明本考浩(あきもと・たかひろ/浦和レッズ)
生年月日:1998年1月31日(23歳)
代表歴:なし
2021リーグ戦成績:14試合出場/1得点1アシスト

 国士舘大学卒業後、アカデミー時代も過ごした栃木SCに加入しプロキャリアをスタート。ルーキーイヤーながらJ2リーグで40試合に出場し、二桁アシストを記録するなど結果を残した。そして今季はリカルド・ロドリゲスが新監督に就任した浦和レッズに加入。自身初となるJ1の舞台ながら開幕からスタメン入りを果たしており、以降もコンスタントに出場機会を得るなど評価を上昇させている。

 明本考浩はまさに「戦える選手」だ。ハードワークするという約束を破ることがなく、相手からボールを奪っては積極的に前へと運んでいく。自慢の脚力を活かした動き出しの質も高く、たとえボールが自身の下へこなくても繰り返しチャレンジするなど、汗をかくことでサポーターのハートを射抜いている。身長170cmと小柄だが、ピッチ内では体格によるハンデを一切感じさせていないのは見事だ。

 昨季リーグ戦二桁アシストを記録した事実が示す通り、キック精度も水準以上。そして浦和ではセンターフォワードからサイドハーフ、そしてサイドバックまで務めているなど、特別なユーティリティー性を兼ね備えている点も評価できる。これまで年代別代表とは縁がなかった明本だが、浦和では呼ばれても不思議ではないほどのパフォーマンスを示していることは確か。期待してもいいだろう。

【了】

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