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東京五輪 3年前

U-24日本代表メンバーに推薦したい5人のJリーガー。浦和レッズで勢いに乗る守護神、J2を席巻する「至宝」とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

クラブ史上最高傑作になり得る存在

田中聡
【写真:Getty Images】

MF:田中聡(たなか・さとし/湘南ベルマーレ)
生年月日:2002年8月13日(18歳)
代表歴:U-17、U-19、U-20
2021リーグ戦成績:13試合出場/1得点0アシスト

 遠藤航や齊藤未月など、湘南ベルマーレはこれまで多くの才能を輩出してきた。そんな同クラブで今、注目を集めているのが18歳の田中聡だ。同選手は昨季、2種登録ながらJ1リーグ17試合に出場するなどインパクトを与えると、正式にトップチーム昇格を果たした今季も主力として躍動。第9節サンフレッチェ広島戦では嬉しいプロ初ゴールを決めるなど、その存在感はどんどん増している。

 本職は中盤だが、湘南では3バックの一角もハイレベルに務めている。身長は174cmと特別大柄なわけではないが、フィジカルに長け、対人戦では相手にまったく引けを取らない。また、鋭い読みと出足の鋭さを活かしたインターセプトで敵の攻撃をシャットアウトすることもお手の物。運動量も豊富でカバー範囲も広いなど、まさに湘南OBである遠藤を彷彿とさせるような存在だ。

 それに加え足元の技術も高い。厳しいプレッシャーを受けても落ち着いて対処でき、ボール奪取後の縦への持ち運びでも非凡なセンスを示す。いわゆる現代型としての完成度は、18歳にしてJリーグ屈指と言えるだろう。中盤と最終ラインの両方をこなす田中は、3バックと4バックを併用する日本代表チームにとっても魅力的な存在であることは間違いない。ぜひチェックしておきたいところである。

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