【日本 4-0 ミャンマー　カタールW杯アジア2次予選】

　日本代表は28日、カタールワールドカップのアジア2次予選でミャンマー代表と対戦している。

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　森保一監督はGK川島永嗣を約1年半ぶりに先発起用。右ひざの違和感を訴えたDF冨安健洋を欠くセンターバックの一角には、東京五輪世代のDF板倉滉が起用された。

　序盤から実力差は明らかで、日本代表は早々に先制ゴールを奪った。8分、DF吉田麻也からの縦パスを受けたMF鎌田大地が左へ展開し、ボールを持ったMF南野拓実は自ら仕掛ける。そして再び鎌田とのコンビネーションでゴール前に抜け出し、GKをあざ笑うような絶妙なループシュートでゴールネットを揺らした。

　南野はカタールワールドカップのアジア予選開幕から6試合連続ゴールを達成。自らが持つ日本代表の歴代記録を更新した。

　ほとんどミャンマー代表にボールを持たせずハーフコートゲームを展開する日本は、22分に追加点を挙げた。板倉の縦パスを起点に右サイドへ展開し、MF伊東純也はペナルティエリア手前を横切るように左へボールを運ぶ。

　そして南野を経由し、オーバーラップしてきたDF長友佑都がクロスを上げると、中央でフリーになっていたFW大迫勇也がヘディングシュートでゴールを奪った。

　30分にはMF遠藤航とのコンビネーションで相手ディフェンスラインの背後へ抜け出したDF酒井宏樹が、ペナルティエリア内で背後から倒されてPKを獲得。これを大迫がしっかりと決め、日本のリードは3点に広がった。

　こうなるともう止まらない。大迫は前半だけでハットトリックを達成した。36分、右サイドを突破した伊東の上げたクロスを、長友が頭でゴール前に落として最後は大迫が詰めてゴールイン。決して簡単なシュートではなかったが、とっさに反応した大迫の技術力が光る3点目だった。

　3月に14-0で勝利したモンゴル代表戦は前半終了時に5-0だった。その時に比べれば1点少ないが、すでに勝敗はほぼ決したか。さらなるゴールが生まれての大勝を予感させる前半45分間となった。

【得点者】
8分 1-0 南野拓実（日本）
22分 2-0 大迫勇也（日本）
30分 3-0 大迫勇也（日本）
36分 4-0 大迫勇也（日本）

【了】