U-24日本代表の守護神はさらなる高みへ。谷晃生が湘南ベルマーレに勇気を与える、川口能活を思わせるビッグプレーとは?【コラム】

2021年06月21日(Mon)10時12分配信

シリーズ:コラム
text by 元川悦子 photo Getty Images
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明治安田生命J1リーグ第18節、浦和レッズ対湘南ベルマーレが20日に行われ、2-3で湘南が勝利を収めた。湘南のGK谷晃生はチームに勇気を与えるビッグプレーで逆転勝利の原動力に。U-24日本代表の正GKと目される谷のパフォーマンスは、かつての日本代表GK、川口能活を彷彿とさせる。(取材・文:元川悦子)

東京五輪候補GKの直接対決

谷晃生
【写真:Getty Images】

 東京五輪メンバー18人決定が6月22日に迫り、Jリーグに戻ったU-24日本代表の面々はラストアピールの場に挑んでいた。20日の浦和レッズ対湘南ベルマーレ戦は、浦和の18歳・鈴木彩艶と湘南の20歳・谷晃生という若き守護神の直接対決。GKはU-24日本代表の大激戦区の1つということもあり、2人の一挙手一投足が大いに注目された。

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「(五輪メンバー発表のことは)全く意識していなかった。自分がいない間、チームがいい状態で勝利していたので、自分がしっかりフィットしないと難しいゲームになる。そこに集中していた」

 鈴木彩艶は懸命に平常心を保とうとしていたが、どこか高ぶるものがあって当然だろう。かつて1996年のアトランタ五輪でブラジルを撃破した「マイアミの奇跡」の立役者・川口能活GKコーチも現地で見守る中、戦いは始まった。

 主導権を握ったのはホームの浦和。いきなりスコアが動いたのは開始9分だった。リスタートの流れから左サイドの明本考浩が上げたクロスを槙野智章が落とし、キャスパー・ユンカーが左足を一閃。シュートコースがゴールの左隅ギリギリの位置で、さすがに谷も止めきれなかった。

 電光石火の先制弾で勢いに乗った浦和はその後もボールを支配。いいリズムでゲームを運んだ。リカルド・ロドリゲス監督も「試合はほぼ我々の手中にあった」と述懐する通り、彼らのやりたいサッカーはできていた。が、27分に金子大毅のパスミスをきっかけに山田直輝に同点弾を決められ、前半は1-1で終了。J1・6試合ぶりの勝利を目指す湘南としては、後半に向けて巻き返しへの機運が高まったはずだ。

 そんな彼らの前に立ちはだかったのが、ゴール量産中の助っ人外国人FWだった。

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