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世界最高の10代選手は誰だ! 若手能力値ランキング11位~15位。メッシの後継者、カカ二世の順位は?

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

13位:ドイツに現れた超逸材

ヴィルツ21
【写真:Getty Images】



MF:フロリアン・ヴィルツ(ドイツ代表/レバークーゼン)
生年月日:2003年5月3日(18歳)
市場価格:4500万ユーロ(約54億円)
20/21リーグ戦成績:29試合出場/5得点6アシスト

 今、ドイツで急成長を遂げている選手がいる。それが、フロリアン・ヴィルツだ。18歳のMFは昨年5月にブンデスリーガ史上3番目の若さでデビューを飾ると、その1ヶ月後に同リーグ史上最年少でゴールを記録。しかも相手はバイエルン・ミュンヘンだった。その活躍もあり、昨季は主力に定着。今年にはドイツ代表にも招集され、その市場価格はすでに4500万ユーロ(約54億円)にも上っている。

 ヴィルツの主戦場はトップ下。水準以上の「テクニック」を兼ね備えており、ボールを受ければ足裏やシザースを駆使して相手を翻弄する。また、視野の広さと精度の高い「パス」を武器にチャンスメークすることもでき、得点力も非凡なものを持っているなど、実に多才。そのプレースタイルから、昨年にレバークーゼンを離れたカイ・ハフェルツの後継者とも称されている。

 そして何よりも凄いのは10代とは思えぬその落ち着きぶりだ。シュートを打つにしても、「パス」を受けるにしても、プレスを回避するにしても常に冷静で、プレー一つひとつの判断を誤ったり、雑になったりすることが非常に少ない。事実、チームメイトのユリアン・バウムガルトリンガーからは以前「メンタリティという意味では別格だね」と評価されていた。

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