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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング36~40位。衝撃のデビューを果たすも… 欧州で苦戦、姿を消した怪物は…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

37位:わずか5ヵ月で…

1117-水本
【写真:Getty Images】



DF:水本裕貴(元日本代表/町田ゼルビア)
生年月日:1985年9月12日(36歳)
クラブ:ガンバ大阪→京都サンガF.C.
移籍日:2008年6月20日(当時22歳)
移籍金:250万ユーロ(約3億円)

 オシムチルドレンの1人、水本裕貴は高校卒業後にイビチャ・オシム監督の指揮するジェフユナイテッド千葉に加入。2年目から徐々に出場機会を増やしていき、2005シーズンにクラブ初のナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)優勝に貢献すると、翌年にはスタメンの座を勝ち取りナビスコカップ2連覇を達成した。

 さらに同年、イビチャ・オシム監督が日本代表監督に就任するとA代表初招集。同年10月に行われたガーナ代表との親善試合でデビューを飾った。オシム監督の下で着実に成長した水本は、2008年1月にガンバ大阪に移籍。しかし、開幕戦からスタメンに名を連ねながら徐々に出場機会が減少すると、わずか5ヵ月で退団。250万ユーロ(約3億円)で京都サンガF.C.に移籍した。

 京都サンガF.C.でスタメンに定着した水本は、同年に行われた北京オリンピック日本代表に選出。キャプテンとしてグループリーグ全試合にフル出場した。大会後、不動の存在としてDFラインに君臨したこのDFは、その後サンフレッチェ広島に移籍。佐藤寿人らと黄金期を築き、数々のタイトルを獲得した。

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