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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング61~65位。才能は本物だったのに… 期待に応えられなかった天才とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

63位:主力になりつつあったが…

1124-小野
【写真:Getty Images】



MF:小野裕二(日本/ガンバ大阪)
生年月日:1992年12月22日(28歳)
クラブ:横浜F・マリノス→スタンダール・リエージュ
移籍日:2013年1月20日
移籍金:150万ユーロ(約1.8億円)

 横浜F・マリノスの下部組織在籍時から傑出した才能を発揮した小野裕二は、2010年のユース在籍時にトップチームに登録された。すると、同シーズン第13節のサンフレッチェ広島戦でJ1デビュー。次節ではスタメンに抜擢されると、決勝点をアシストして勝利に貢献。17歳にして主力に定着し、17試合3得点6アシストを記録した。

 
 華麗なテクニックと鋭いドリブルを武器に、大柄な相手にも臆さず果敢に挑む小野は、翌年トップチームに昇格。プロ1年目からいきなり10番を託された。3シーズンに渡りチームを牽引し、Jリーグに旋風を巻き起こすと、2013年1月に150万ユーロ(約1.8億円)でベルギーのスタンダール・リエージュに移籍。プロデビュー後、わずか2年で欧州移籍を果たした。

 スタンダール・リエージュに加入後、主力に定着しつつあった小野だが、2013年7月に左膝靭帯断裂。6ヵ月の長期離脱となり、13/14シーズンは公式戦に出場できずに終わった。2014年8月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)予選プレーオフ2ndレグ、ゼニト戦で約1年ぶりの復帰を果たした小野は、同シーズンのリーグ戦16試合に出場。出場機会を得たが結果を残すことが出来ず、2015年にシント=トロイデンVVに移籍している。

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