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Jリーグ 2年前

日本の希望! 最強の逸材5人。世界最高峰のクラブで成長続ける男、あの一流選手にも衝撃を与えたのは…

シリーズ:最強の逸材 text by 編集部 photo by Getty Images

驚異の守備職人

チェイス・アンリ
【写真:Getty Images】



DF:チェイス・アンリ(U-22日本代表/尚志高校)
生年月日:2004年3月24日(17歳)
昨季リーグ戦成績:-
市場価値:-

 アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたアフロヘアーが特徴的な17歳だ。サッカーを本格的に始めたのはアメリカから日本へやって来た中学1年生の時と遅かったが、そこから驚異的なスピードでレベルアップ。今や高校生ナンバーワンDFとして名を馳せるようになった。今冬の第100回全国高校サッカー選手権では、残念ながらチームが早期敗退に終わってしまったものの、空中戦などで圧倒的な強さを発揮するなど、個人としては申し分ないインパクトを残していた。

 その注目度の高さは決して日本国内だけに留まらない。まだ高校卒業後の進路が未定となっているこの男には、オランダの名門であるアヤックス、さらには遠藤航と伊藤洋輝が所属するシュツットガルトが興味を抱いているとされている。選手本人も海外志向が強いため、早くからヨーロッパのトップレベルでプレーすることになっても決して不思議ではないだろう。それだけのポテンシャルを秘めているのは確かだ。

 2020年にU-16日本代表候補に初めて名を連ね、そこからわずか1年でU-22日本代表の一員になるなど成長が止まらないアフロマンは、とにかく穴が少ないDFだ。身長187cmの体格から繰り出されるパワーは圧巻で、空中戦や球際の競り合いで簡単に負けることはほぼない。それに加えスピードとアジリティーにも優れ、右足のロングフィードも高質。これでまだ17歳というのだから、ただただ恐ろしい存在である。今後の更なる成長に、大きな期待を抱かざるを得ない。

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