DF：田中隼人（柏レイソル／背番号32）

【写真：Getty Images】

生年月日：2003年11月1日（18歳）
経歴：ミナトSC→柏レイソルU-15→柏レイソルU-18

　柏レイソルのアカデミー出身で、U-18チームではキャプテンも務めた田中隼人。2020年に2種登録選手としてトップチーム登録されており、昨季も引き続き同チームに帯同していた。そして昨年10月、2022シーズンからのトップチーム昇格内定が発表されることになった。

　その田中は昨年4月に行われたYBCルヴァンカップ・グループリーグ第3節、湘南ベルマーレ戦ですでにトップチームデビューを果たしている。3バックの中央で高校生とは思えぬほど堂々としたパフォーマンスを披露した田中を、ネルシーニョ監督は「本当に自信を持って終始落ち着いてプレーできていたと思いますし、非常に将来性のある選手だと思いました」（公式サイト参照）と称賛している。

　柏だけでなく、日本サッカー界全体にとっても貴重な左利きのセンターバックである。足元の技術力は抜群に高く、188cmの長身は空中戦で武器になる。ピンチの芽を確実に摘み取る的確なカバーリングも含め、総合力はかなり高い。柏で育ち、今や日本代表の常連となった中山雄太や中谷進之介のような存在になれるか。期待したい。