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大宮アルディージャ栗本広輝、31歳Jリーグデビュー戦で“急造GK”。奮闘見せるも非情な結末に

text by 編集部

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大宮アルディージャ
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GK2人が負傷、急造GKで耐え続けたが…

 明治安田生命J2リーグ第6節の大宮アルディージャ対ファジアーノ岡山戦が26日に行われ、1-1のドローに終わった。大宮はGK2人の負傷により、フィールドプレーヤーが代役を務める事態となった。



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 前節まで5試合で2分け3敗と未勝利で最下位に沈む大宮は、今節こそ初勝利が欲しい一戦。前半13分には矢島慎也のダイビングヘッド弾で順調に先制点を奪うことに成功した。

 だが思わぬ形で大宮に危機が訪れる。先発で出場したGK南雄太が負傷してしまい、ハーフタイムで交代。さらに代役を務めた上田智輝もロングボールを蹴り出した際に負傷し、プレー続行が不可能となってしまった。

 GK2人を失った大宮は、残りの25分間あまりを本職GK不在で戦わざるを得ない。ゴールを守ることになったのは、この試合にCBとして先発してJリーグデビューを飾っていた栗本広輝だ。

 栗本はHonda FCでJFL年間MVPに輝くなど活躍したあと米国へ渡り、今季から大宮に加入した新戦力。異色の経歴を経て31歳でJリーグデビューを飾ることになったが、さらにその試合で“急造GK”も務めるという異例のデビュー戦となった。

 大宮はそこから高い集中力で岡山の攻撃を跳ね返し続け、栗本の守るゴールに対してシュートを打たせない。だが逃げ切り目前かと思われたアディショナルタイムの95分、ステファン・ムークの強烈なシュートがついに枠を捉えてネットに突き刺さる。試合は1-1のドローに終わり、大宮の今季初白星はならなかった。

【了】

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