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永戸勝也、古巣・鹿島アントラーズ戦へ「あえて何も思わないように」。絶好調の後輩・上田綺世への対策は?

text by 編集部 photo by Getty Images

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永戸勝也
【写真:Getty Images】



永戸勝也、古巣・鹿島アントラーズ戦へ意気込み

 横浜F・マリノスは10日に明治安田生命J1リーグ第8節で鹿島アントラーズと対戦する。



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 マリノスの一員として初めて古巣・鹿島との一戦を迎えるDF永戸勝也は「お世話になったクラブですし、特別な感情はありますけど、あえて何も思わないようにしています」と語った。むしろ意識するのは「平常心」だ。

「やっぱり平常心で試合に臨むことによって一番いいパフォーマンスを出せると思いますし、いろいろ思うのは試合が終わった後でいいかなという気持ちです」

 永戸にとっては凱旋試合になるが、マリノスにとってカシマスタジアムは鬼門として知られる。リーグ戦に限って見れば、アウェイでの鹿島戦は9連敗中。最後にリーグ戦で勝ったのは2012年のJ1第26節まで遡らなければならない。

 昨年までカシマスタジアムをホームとして戦っていた永戸は「迫力あるサポーターの人たちも入って、あのスタジアムでやるのは、ホームだったらすごく力になった」と振り返る。ベガルタ仙台時代にアウェイゲームも経験しており、鹿島のファン・サポーターの応援が相手にとって「逆に脅威になるのは感じる」とも。

 そんな中でいかに勝利をもぎ取るか。鍵になるのはサイドの攻防だと永戸は語る。

「サイドからのクロスボールに対して、中の迫力は上がっているように見える。そこは僕で言ったらサイドでクロスを上げさせないところになると思うので、注意しなければいけないと思います」

 中央では5得点を挙げて得点ランキング首位に立つFW上田綺世が待ち構えている。法政大学の後輩でもある日本代表ストライカーについて永戸は「他のチームが止められていないので、なかなか『これだったら止められる』というのは少ないんじゃないか」と分析する。

 だが、ボールが渡る前に鹿島の攻撃を寸断すれば上田も仕事はできない。サイド攻撃を警戒するマリノスの背番号2は、鹿島戦勝利に向けて「常に声をかけて、集中力を切らさず、いいポジションを取り続ければ防げる可能性は高くなると思うので、本当に集中力を切らさないところが大事だと思います」と意気込んでいた。

「ACLに向けて弾みをつけなければいけない試合ですし、広島戦に負けて、連敗して(ベトナムへ)行く訳にはいかない。僕としても鹿島戦ということで勝ちたい思いもあるので、連戦でなかなか難しい状況ですけど、いい準備をして臨めたらと思います」

 鹿島戦が終わった後、マリノスはベトナムへ飛んでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージに挑む。4月に入ってからすでに3試合目で、ACLでは中2日の6連戦が待っている。10日に今季のリーグ戦アウェイゲーム初勝利を挙げ、少しでもチーム状態を向上させてアジアの戦いに臨みたいところだ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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