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小池龍太は「相手に何もさせない強さ」を追求。負けても横浜F・マリノスの哲学は不変「やることを変える選択肢はない」【ACL】

text by 編集部 photo by Getty Images

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小池龍太
【写真:Getty Images】



小池龍太が追求する「相手に何もさせないくらいの強さ」

 横浜F・マリノスは22日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第3節でシドニーFCと対戦する。



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 ここまで2試合を終えて1勝1敗。初戦で勝利していたマリノスだったが、19日の全北現代戦は0-1で敗れた。

 試合から1日置いて20日にオンラインで取材に応じたマリノスのDF小池龍太は「個人的にも、とても痛い敗戦だと受け止めています」と全北現代戦の結果を悔やんでいた。

「短期決戦の中で、同じ相手と2回対戦する。チームの状況とすれば身体がどんどんキツくなっていく状況の中で、自分たちがよりサッカーをしやすくするために、いいコンディションの時になるべく勝ち点を取っておくことでメンタル的にいい状態を保つことがとても大切なだと思っていました。(負けて失った)勝ち点3以上に、気持ち的な部分でちょっと苦しくなったかなと思っています」

 それでも小池は「試合に負けた後や今日の雰囲気にネガティブなものはなかった」と念を押す。チームは1敗したことで下を向くのではなく、「ACLに取り組む姿勢を全員が再確認できた」と、すでに次のシドニーFC戦に向けて切り替えているようだ。

 もちろん一度負けたからといって、マリノスが「自分たちのサッカー」を曲げることはない。これまで貫いてきたアタッキング・フットボールでアジアの相手に挑み続けるつもりでいる。小池は次のように語る。

「難しい状況でも、自分たちがやることを変える選択肢はないですし、その共通理解はチーム全体としてあると思っています。それができない状況を言い訳にはできない。自分たちが結果を残す上で、結果だけじゃなく内容を見るということを、より強くこの大会で示さなければいけないと思っています。

それは自分たちで表現できる部分。負けとか勝ちとかは結果として表れますけど、自分たちで変えられる内容をより求めて、これからは相手に本当に何もさせないくらい、マリノスの強さを表現できればいいかなと思います」

 中2日の6連戦で、次のシドニー戦が3戦目。小池が言うように身体は試合ごとにキツくなっていくだろう。それでも「相手に何もさせないマリノスの強さ」を表現できるか。ここから先の戦いは、アジア制覇を目指すチームの真価が問われることになる。

(取材・文:舩木渉)

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