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マスカット監督「全員がやるべきことをやってくれた」。10人でも強い、横浜F・マリノスの快勝にご満悦【ACL】

text by 編集部 photo by Getty Images

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ケヴィン・マスカット
【写真:Getty Images】



ケヴィン・マスカット監督、3発快勝に満足

 横浜F・マリノスは25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節でシドニーFCに3-0と快勝した。



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 試合後の記者会見場に現れたマリノスのケヴィン・マスカット監督は、チームの勝利にご満悦の様子だった。

「結果に満足している。最初からメンタル強く試合に入れたことが本当に良かったと思う。選手たちがたくさんのチャンスも作り出した。今日の試合ではメンタルの強さをみんなが表現してくれたと思うし、勝ち点3を取れて本当に嬉しい」

 序盤に2点をリードしたマリノスだったが、63分にDF角田涼太朗が一発退場となって10人に。しかし、数的不利でも攻めの姿勢を崩すことなく振る舞い、87分にFWアンデルソン・ロペスがトドメを刺した。

 マスカット監督は今大会最高とも言えるチームの戦いぶりを「クレイジーなパフォーマンス」と評し、手放しで称賛する。

「ベトナムに来てから1試合ずつどんどん成長している部分があると思うし、今日の試合でも成長が見られた。特に前回(第3節のシドニーFC戦)よりもしっかり試合をコントロールできたと思っている。しっかりコントロールしたうえで、もっと危険な部分もピッチ上で見せられたのではないかと思う。

前半の早い段階で2点を入れても守ることなく攻め続ける、自分たちのやるべきことをしっかり表現してくれて、支配して戦えたと。特に10人になってからも完全に引いて守ることなく、攻めの姿勢を忘れず、1人少ない状況でもしっかり点が取れたことが大きい。選手たち全員が強い部分を見せてくれたと思う」

 前節終了時点でグループ首位だった全北現代モータースは、マリノス戦直後の試合でホアンアイン・ザライと引き分けた。それにより順位が逆転し、2位に甘んじていたマリノスは1位に浮上している。

 残り2試合でホアンアイン・ザライと全北現代に連勝すれば、文句なしでグループ首位突破が決まる。マスカット監督は「私は選手もスタッフも全員を本当に信じている」と述べつつ、「今日は相手のミスを誘うようなプレーがすごくよくできたのではないかと思う。それは簡単なことではない。選手たち全員がやるべきことをしっかりやってくれた」と述べた。

 今大会期間中で内容に最も手応えのある勝利で、チームは自信を深めている。3得点を奪って快勝したシドニーFC戦のパフォーマンスを継続できれば、決勝トーナメント進出の目標は現実のものになるはずだ。

(取材・文:舩木渉)

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