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日本代表 2年前

サッカー日本代表、歴代背番号9の系譜。中山雅史、西澤明訓、高原直泰、岡崎慎司、W杯で最もゴールを決めたストライカーは…

シリーズ:日本代表、背番号の系譜 text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジルW杯

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コロンビア戦の先発メンバー

監督:アルベルト・ザッケローニ
戦績:グループステージ敗退

背番号9:岡崎慎司(マインツ)
生年月日:1986年4月16日(28歳)
個人成績:3試合出場/1得点0アシスト

南アフリカワールドカップ後に就任したアルベルト・ザッケローニ監督は、岡崎を右サイドハーフに置いた。2011年のアジアカップのサウジアラビア戦ではハットトリックを達成。この体制下ではチーム最多の21ゴールを挙げて、ワールドカップ本大会のメンバーに選出されている。

初戦のコートジボワール戦に先発した岡崎は、本田圭佑の左CKをニアに飛び込むも、ダイビングヘッドはゴールの枠を捉えられなかった。直後に本田のゴールで日本代表は先制したが、後半に2点を立て続けに決められて逆転負けを喫した。続くギリシャ戦は左サイドハーフで先発してフル出場。前半のうちに相手選手が退場となったが、1人少ないギリシャのゴールを最後まで割ることができなかった。

わずかな望みを懸けて戦った第3戦は、ポジションを再び右サイドに移した。PKから失点を喫したが、前半終了間際に本田が右サイドから上げたクロスをダイビングヘッドで岡崎が合わせて同点に追いついた。

岡崎のゴールは日本代表の望みを繋いだ。しかし、後半開始からハメス・ロドリゲスを投入したコロンビアは攻勢を強め、55分に勝ち越し、試合終盤に2点を追加して試合を決めた。岡崎の2大会連続ゴールもむなしく、日本代表はグループステージで姿を消すこととなっている。

大会直前に控えにまわった前回大会から4年、岡崎は名実ともに日本代表のトップスコアラーに登りつめた。チームは惨敗を喫したが、コロンビア戦のゴールにはストライカーとしての意地がにじみ出ていた。

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