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セリエA 2年前

最悪の無駄遣い…。ユベントス、“給料が高すぎる”5人。決定力に欠けるストライカー、存在感が感じられない“シャビ2世”とは

シリーズ:給料が高すぎる5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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欧州主要リーグの2021/22シーズンが終わりを迎えようとしている。移籍金や年俸に見合う、あるいはそれ以上の活躍を披露した選手もいれば、そうでなかった選手ももちろん多数存在する。今回は、高額な給料を受け取りながらも、それに見合うパフォーマンスを示すことができなかったユベントスの選手を5人紹介する。(年俸、週給は『Salary Sport』を参照。今季リーグ戦成績は『transfermarkt』を参照)



MF:アルトゥール(ブラジル代表)

アルトゥール
【写真:Getty Images】

生年月日:1996年8月12日(25歳)
年俸:650万ユーロ(約8.7億円)
週給:12.5万ユーロ(約1680万円)
21/22リーグ通算成績:20試合0得点0アシスト


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 18/19シーズン、アルトゥールは名門グレミオからスペインのFCからバルセロナへ移籍。広い視野を活かしたゲームメイク能力と、高いキック精度から繰り出される変幻自在のパスを武器とすることから、“シャビ2世”としてバルセロナの中盤をコントロールする選手として期待された。しかし、怪我の多さや、ピッチ外での素行が問題視され、20/21シーズンにミラレム・ピャニッチとのトレード移籍により、ユベントスへ渡る。

 ユベントス移籍後も思うような活躍を見せることはできず、20/21シーズンではセリエAで22試合に出場し、1得点0アシスト。今季のリーグ通算成績も20試合0得点0アシストと、ゴールへの絡みが全く無い。かつて“シャビ2世”と呼ばれていたとは思えないほどだ。アルトゥールの持ち味の相手の意表を突くパスはほとんど見られず、リスクを避けた無難なパスばかりが目立つようになった。その結果、在籍2シーズン目にも関わらず、経営陣の期待に沿うプレーを見せることができていないことから、既に放出リストにも名前が載っているようだ。

 年俸金額ではチームで10位とは言え、650万ユーロ(約8.7億円)は決して安いものではない。今季のパフォーマンスには見合わない給料であることは明らかだ。そもそもアルトゥールとピャニッチのトレード移籍そのものが失敗であったと言わざるを得ない。

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