フットボールチャンネル

日本代表 2年前

サッカー日本代表メンバーに推薦したい5人。急成長中の守備職人が見たい! 国内から呼ぶべきは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:オナイウ阿道(おないう・あど)

オナイウ阿道
【写真:Getty Images】


生年月日:1995年11月8日
所属クラブ:トゥールーズ(フランス)
21/22リーグ戦成績:38試合10得点2アシスト
日本代表通算成績:3試合3得点0アシスト

 ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれたオナイウ阿道は、2014年にジェフユナイテッド千葉でプロデビュー。その後、浦和レッズ、レノファ山口、大分トリニータでのプレーを経験した。そして2020年に完全移籍した横浜F・マリノスでは大活躍。2021シーズンは東京五輪(東京オリンピック)開催によるリーグ中断まで得点ランキング2位タイとなる12得点をマークしていた。

 2021年夏にはフランスのトゥールーズ移籍を決断。これが初の海外挑戦となったが、オナイウは加入後すぐに主力としてプレーし、リーグ第5節から第8節まで4試合連続ゴールを決めるなど上々の滑り出しを見せた。その後しばらくゴールから遠ざかるが、最終的にリーグ戦では得点数を2桁に乗せ、トゥールーズのリーグ優勝&昇格に大きく貢献。クープ・ドゥ・フランスでも5試合2得点2アシストの成績を収めるなど、海外挑戦1年目で大きな自信をつけることになった。

 オナイウの持ち味と言えば、やはり日本人離れした身体能力だ。非凡なパワーと瞬発力を持つ同選手のゴール前へ飛び込む迫力は申し分なく、滞空時間が長く、打点の高いヘディングシュートはとくに相手にとって大きな脅威となる。また、ただ身体能力に頼るだけでなく、細かなポジショニング修正や動き直しもできるのがこの男の強み。これらの武器を兼ね備えた日本人FWはそう多くないと言っていいだろう。トゥールーズでウィングも務めるなどプレーの幅を広げたオナイウは、今こそ呼ぶべき存在なのではないだろうか。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top