フットボールチャンネル

日本代表 2年前

サッカー日本代表メンバーに推薦したい5人。急成長中の守備職人が見たい! 国内から呼ぶべきは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:菅原由勢(すがわら・ゆきなり)

菅原由勢
【写真:Getty Images】


生年月日:2000年6月28日
所属クラブ:AZ(オランダ)
21/22リーグ戦成績:33試合1得点4アシスト
日本代表通算成績:1試合0得点0アシスト

 10代で名古屋グランパスからAZへと飛び出した菅原由勢は、オランダの地で着実に成長。2020年には日本代表に初選出され、デビューも果たしていた。しかし、昨年の東京五輪(東京オリンピック)メンバーからは落選。本大会ギリギリまでチームの一員として戦っていたが、OA(オーバーエイジ)の酒井宏樹、そして橋岡大樹に上回られてしまい、悔しさを味わうことになった。

 それでも菅原は下を向かず、オランダで更なる成長を続けている。今季は開幕からスタメンに名を連ね続け、最終的にAZ加入後最多となるエールディビジ33試合に出場。本職の右サイドバックだけでなく、右ウィングでもプレーし、1得点4アシストをマークすることになった。データサイト『Sofa Score』内では、今季の菅原に「7.08」という比較的高いレーティングが与えられている。

 菅原は非常に器用な選手だ。左右両足を巧く使いこなすことができるため左右両サイドでのプレーを苦にしていない。また良質なビルドアップやインナーラップなど多彩な攻撃参加で貢献できるだけでなく、守備のインテンシティーも非凡なものを持っている。日本代表は6月シリーズで不動の右SBである酒井を負傷で欠くことが濃厚なため、この菅原にチャンスが巡ってきても不思議ではないだろう。確かなのは、招集されるに相応しい活躍をオランダでは披露していることだ。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top