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久保建英、たった1日で完全復活!? サッカー日本代表合宿初日で負傷、パラグアイ戦出場なるか

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

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【写真:舩木渉】



前日に負傷の久保建英、合宿2日目の様子は?

 サッカー日本代表は31日、札幌市内で練習を行なった。



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 午前中に札幌入りしたチームは、夕方16時半から地元の子どもたち約400人が見守る中でトレーニングに励んだ。手元の温度計で気温は12度だったが、強い雨と風の影響で体感は10度以下という過酷な気候だったが、寒さに負けることなく約1時間にわたって汗を流した。

 大きな注目を集めていたのは、MF久保建英の動向だ。合宿初日だった30日の練習中に左足首を痛めて途中離脱。負傷の状態が心配されていた。

 だが、そんな心配は無用とばかりに久保は元気な姿を見せた。ウォーミングアップから終了まで他の選手たちと全て同じメニューを消化しており、痛みを気にする様子もなし。左足首の負傷は大事に至らなかったようだ。

 30日は室内でのリカバリーだったFW上田綺世もキレのある動きを披露し、コンディションの良さをアピール。左ふくらはぎの違和感で30日の練習を回避していたMF守田英正もグラウンドに姿を見せ、ランニングなどを行なった。スタッフに対し「めっちゃいい感じ」と伝える声も聞こえており、全体練習への合流も近そうな様子だった。

 前日は軽いジョギングとパス練習のみだったDF冨安健洋も、ペースを上げたランニングで状態を確認するなど回復傾向にある様子。あとは彼らの復帰と、31日に札幌でチームに加わるMF南野拓実やMF柴崎岳、DF菅原由勢を待つのみだ。

 また、31日の練習の中では今回の4連戦で新たなポジションに挑戦する可能性のある選手も見えてきた。DF長友佑都はクロス&シュートの練習で右サイドからクロスを上げる役割を任されており、右サイドバックでの起用も検討されていると見られる。

 ドイツ1部シュトゥットガルトでは主にセンターバックとしてプレーしていたDF伊藤洋輝は左サイドからクロスを上げる役割に専念し、パス出し役だったセンターバックの位置には一度も入らず。森保一監督は伊藤を左サイドバックとして戦力に数えているのかもしれない。

 フィールドプレーヤーが19人しかいないこともあってか、31日に本格的な戦術練習はなかった。森保ジャパンは6月1日に札幌ドームで前日練習を行い、同2日にパラグアイ代表とのキリンチャレンジカップ(国際親善試合)に臨む。

 南野らも合流してピッチ上で戦術の確認ができるのは前日のみと難しい状況だが、南米の雄を相手にどんな戦いを見せてくれるだろうか。森保監督が実践する長友や伊藤の起用法からも目が離せない。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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