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日本代表 2年前

【サッカー日本代表スタメン案】実力を試す絶好の機会。現状のベストで勝負を! ブラジル戦の先発イレブンを厳選

text by 編集部 photo by JFA

パラグアイ戦のMOM候補をもう一度



 アンカーは遠藤航だ。パラグアイ代表戦は前半のみの出場となったが、それでも攻守において抜群の存在感を示していた。ブラジル代表の攻撃を封じるためにも、当然ながら“デュエルキング”の力は必要となる。

 インサイドハーフの1枚はパラグアイ代表戦で強烈なミドルシュートを沈めた田中碧。同選手の豊富な運動量を駆使した献身的な守備と的確なパス捌きは、中盤を安定させるために必要となってくるだろう。

 そしてインサイドハーフのもう1枚は原口元気だ。2日のパラグアイ代表戦では繊細なパスから2アシストを記録。さらに守備ではSBのカバーを的確に行い、ボールホルダーには粘り強く食らい付いて自由を奪うなど、MOM級の輝きを放っていた。守田英正の状態が不透明の中、ブラジル代表戦でも期待したい。

 右ウィングは伊東純也だ。FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選で爆発した同選手は今や日本のエースにして武器。最大のストロングポイントである圧倒的なスピードは、よりカウンター重視になるであろうブラジル代表戦で当然ながら必要となってくる。スタメンから外す理由は見当たらない。

 大迫勇也不在のCFは古橋亨梧。セルティックで印象的な活躍を披露した同選手の特長はフィニッシュワークの上手さ、決定力の高さ、そしてスピードだ。伊東同様、相手の背後を突くという面では、ピカイチなピースである。ブラジル代表を前に結果を残し、一気にCFの序列を覆したいところである。

 左ウィングは基本的に南野拓実が担ってきたが、ここまでハマっているとは言い難い。ブラジル代表戦でいきなり改善できる可能性も限りなく低いだろう。

 そこでスタメンに推すのは三笘薫だ。2日のパラグアイ代表戦で示した通り、やはり同選手のキレの良いドリブルは相手にとって脅威になるし、南野よりは崩しの可能性を感じさせてくれる。また、ベルギーの地でウィングバックを担ったことで守備面も成長した。カタールW杯優勝候補の1つであるブラジル代表相手に、ぜひ試したい選手の1人であることは間違いないだろう。

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