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なぜか…オランダ代表で輝けなかった5人の名手。クラブでは絶対的な存在も…選手層が厚すぎて試合に出られなかった選手たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

得点を量産した大型ストライカー

1108-ドスト
【写真:Getty Images】

FW:バス・ドスト(FCユトレヒト)
生年月日:1989年5月13日
オランダ代表成績:18試合1得点3アシスト

 この男の名前には聞き覚えがあるだろう。2008年にヘラクレス・アルメロに加入したバス・ドストは、プロ3年目でいきなり2桁ゴールを記録。2010年に移籍したヘーレンフェーンでは、11/12シーズンにリーグ戦32得点、国内カップ戦でも6得点を決め、リーグと国内カップともに得点王に輝いた。

 その後、2012年に加入したヴォルフスブルクでは、14/15シーズンにリーグ4位タイとなる16得点を記録した。さらに、スポルティングCPでも加入1年目にリーグ戦31試合で34得点を決めて、リーグ得点王を獲得し、ゴールデンシューではリオネル・メッシに次ぐ2位。一世を風靡し、ゴールを量産し続けた。

 しかし、代表ではロビン・ファン・ペルシーやクラース・ヤン・フンテラールらがいたこともあり、出場機会はほとんどなく、わずか1得点と全く得点を決めることが出来なかった。名だたるスター選手がいたことは事実だが、ドストの実力が劣っていたわけではない。クラブでの活躍が代表でも出来ていれば、もっと多くの出場機会を得られていたはずだ。

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