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なぜか…オランダ代表で輝けなかった5人の名手。クラブでは絶対的な存在も…選手層が厚すぎて試合に出られなかった選手たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

デポルティーボの歴史に名を刻んだファントム

1108-ロイ・マカーイ
【写真:Getty Images】

FW:ロイ・マカーイ(元フェイエノールト)
生年月日:1975年3月9日
オランダ代表成績:43試合6得点1アシスト

 フィテッセでデビュー後、オランダで得点を量産したロイ・マカーイは、CDテネリフェを経て1999年にデポルティーボ・デ・ラ・コルーニャへ移籍した。すると初年度から22得点を記録。同クラブを初のリーグ優勝に導き、01/02シーズンには2度目のコパ・デル・レイ(国内カップ)優勝とクラブの歴史に名を刻んだ。

 02/03シーズンには29得点を決め、ラ・リーガ得点王とヨーロッパゴールデンシューを獲得。スペインで名を上げたこの男は、翌年バイエルン・ミュンヘンに加入した。ここでも4シーズン連続2桁ゴールを決めたロイ・マカーイは、数々のタイトルをもたらした。と、クラブでは得点を量産し、多くのタイトルを獲得したが、代表ではその実力を発揮出来なった。

 ユーロ(欧州選手権)2000、2004と2大会連続で出場するも、両大会合わせて1得点のみ。パトリック・クライファートやルート・ファン・ニステルローイがいたこともあり、出場機会は限られたが、所属クラブと同じ活躍が出来ていればスタメンは確実だったはず。しかし、代表では、43試合で6得点と活躍できず、オランダ代表ではタイトルを獲得できなかった。

【了】

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