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無駄遣いは? バルセロナの補強診断。過去5年の獲得選手を5段階でチェック。多すぎる失敗。近年で成功した補強とは?

シリーズ:過去5年の補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

B評価(成功した補強)


【写真:Getty Images】


FW:ピエール=エメリク・オーバメヤン(ガボン代表)
生年月日:1989年6月18日
加入年:2022年冬
移籍金:フリー
通算成績:23試合13得点1アシスト

 ピエール=エメリク・オーバメヤンは、シャビ・エルナンデス監督就任後の2022年1月に加入した。ラ・リーガ初先発を飾った第25節のバレンシア戦でハットトリックを決めるなど、リーグ17試合で11得点をマーク。低迷したバルセロナを牽引し、リーグ2位フィニッシュに大きく貢献した。

MF:パウリーニョ(元ブラジル代表)
生年月日:1988年7月25日
加入年:2017年夏
移籍金:4000万ユーロ(約48億円)
通算成績:49試合9得点3アシスト

 2017年夏に就任したエルネスト・バルベルデ監督の下でチームを支えた名脇役、それがパウリーニョだ。加入当初はベンチ要員だったが、4-4-2への布陣変更に伴い定位置を確保した。リーグ戦でこの男が出場した試合は無敗。在籍したのはわずか1シーズンだったが、17/18シーズンのリーグ優勝とコパ・デル・レイ優勝の2冠の原動力となった。

DF:クレマン・ラングレ(フランス代表)
生年月日:1995年6月17日
加入年:2018年夏
移籍金:3590万ユーロ(約43億円)
通算成績:160試合7得点3アシスト

 クレマン・ラングレは2018年夏にバルセロナへ加入すると、すぐにチームにフィット。ピケの相棒としての地位を確立し、18/19シーズンのリーグ連覇に貢献した。しかし、昨季はエリック・ガルシアの加入やロナルド・アラウホの台頭により出場機会が減少。序列が下がった同選手は、今夏トッテナムへレンタル移籍に出されている。

MF:アルトゥーロ・ビダル(チリ代表)
生年月日:1987年5月22日
加入年:2018年夏
移籍金:1800万ユーロ(約21.6億円)
通算成績:96試合11得点11アシスト

 パウリーニョと入れ替わる形で加入したアルトゥーロ・ビダルは、ブラジル人MFが抜けた穴を見事に埋めてみせた。持ち前の強靭なフィジカルと豊富な運動量を活かし、ボックス・トゥ・ボックスでチームを支えた。

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