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喜田拓也「マリノスの未来を切り開きたい」。クラブ史上初のACLベスト8進出へ「お互いを信じて堂々とピッチに立つ」

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

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【写真:舩木渉】



ACLベスト8進出へ。喜田拓也が意気込み

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の東地区ノックアウトステージが18日に開幕する。横浜F・マリノスはヴィッセル神戸と、クラブ史上初のベスト8進出を賭けて対戦する予定だ。



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 17日の公式記者会見に出席したマリノスの主将・喜田拓也は「ここから先はマリノスの歴史上も突破したことがない、見たことがない景色になるので、必ず自分たちの力でマリノスの未来を切り開いていきたい。その力があるチームだと信じている」と力強く意気込みを語った。

 2020年のACLはラウンド16で韓国の水原三星ブルーウィングスに屈して敗退。クラブ史上初の決勝トーナメント進出を果たしたものの、大きな失望を味わい「あの日の光景を忘れたことはない」と喜田は語る。

「あの強烈な悔しさを経て、本当に悔しい気持ちでチーム自体いっぱいだったけど、それでも前を向いて、みんなで手を取り合って進んできた」

 カタールの地で志半ばに終わった頃とは、自信の大きさたちがう。2021シーズンはJ1リーグ戦で2位となり、マリノスは再びアジアの頂点を目指す戦いに臨むチャンスを得た。クラブ創設30周年の節目に、歴史を塗り替えることができるだろうか。

「クラブとしては突破したことがないところまで来たので、切り開くのは自分たちしだいだと思います。歴史を変えられるタイミングはそう何度もくるものではないので、本当にチーム全員でやってきたことを信じて、出し切りたい。何よりも、今いる仲間と1試合でも多く戦いたい思いがあるので、そのためには勝ち進まなければいけない」

 アンドレス・イニエスタや大迫勇也やアジア屈指のタレント力を誇る神戸との一発勝負で、守りに入るつもりは一切ない。喜田は「クラブとしてここから先は見たことない景色になりますけど、僕たちがそれでやることが変わるかというと、そうではない」と言い切る。

 そして「とにかくお互いを信じて堂々とピッチに立つ。そして、やるべきことをやって、結果を出すことにはどの大会でも変わりはない。チームを信じて、貫き通して、必ず結果を出したいと思います」と神戸戦必勝を誓った。

「自分たちがやってきたことを信じて、マリノスファミリーの力を結集して、思い切りぶつかっていきたいと思います」

 リーグ戦でもACLでも「結果や相手にとらわれるのではなく、自分たちのことに集中して、堂々とピッチに立つ」という姿勢にブレはない。公式戦3連敗中のマリノスだが、神戸を打ち倒してクラブの新たな歴史を作り、タイトル獲得に向けて流れを引き寄せることができるだろうか。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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